今日のみ言葉【No.1045】(2015年 5月23日)

黎明の子、明けの明星よ、あなたは天から落ちてしまった。もろもろの国を倒した者よ、あなたは切られて地に倒れてしまった。
(イザヤ14:12)

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夕方、日没後、西の空に宵の明星が見えます。

「いちばんぼーし、みーつけた」と子どもたちが歌う、あの一番星は金星です。

金星の英語名「ヴィーナス(Venus)」の由来はギリシャ神話の愛と美の女神ですから、古代の人々もそのひときわ明るい輝きに魅せられたのでしょう。

2015年の今年は、1月から7月までが宵の明星として現れ、その後見えなくなります。

そして9月から翌年2月まで明けの明星として東の空に明るく輝きます。

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明けの明星にたとえられるほど勢いを持っていたバビロンでしたが、13章に引き続き、第14章でも滅亡の預言が続きます。

どんなにこの世で力を誇っていても、神の前に従う力でなければ無力とされます。

バビロンの高慢は神の裁きを招き、国の滅亡に至るとイザヤはその預言の中で語ります。

また別の解釈によると、この個所は「黎明の子、明けの明星」と称されるほど素晴らしく見えたサタンが、天から追い落とされ、陰府の穴に閉じ込められた敗北の預言であるとも言われています。

バビロンでもサタンでも、落ちた原因はただ一つです。

「いと高き者のようになろう」
(イザヤ14:14)

自分と神を同位置に置こうとすること。いえ、それ以上の、神以上となろうとすること。

自分の真の実力を知らない、この高慢が滅びの高速道路への入り口です。

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新約聖書では、この高速道路から降りるためにこう記されています。

「兄弟たちよ。あなたがたが召された時のことを考えてみるがよい。」
(第1コリント1:26)

神と出会った原点に立ち返るのです。

そして、

「明けの明星」
(イザヤ14:12)

ではなく、

「無きに等しい者」
(第1コリント1:28)

を、あえて選ばれたことに思いを馳せるのです。

この高速道路から降りるインターチェンジには、必ずキリストの十字架マークがサインとして出ています。

見たら、必ずそこで降りましょう。

降りた先では、グッとスピードが遅くなり、目的地に着くまで延々と時間ばかりがかかるように思えるでしょう。

しかしその道にはゆるしの平安があり、神がナビゲーターとして安全に目的地まで導いて行って下さる道なのです。

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神の示される道を進む一日となりますように…。

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