今日のみ言葉【No.2585】(2021年 7月12日)「キリスト教イロハ(167)『レビ記』」

レビ記(ヘブル語)

あなた自身のようにあなたの隣人を愛さなければならない。
(レビ記19:18)

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皆さんは聖書のはじめから終わりまで読んだことがありますか?

これを聖書通読と言います。

毎年聖書を通読する人もいらっしゃいますし、人生で1回は全巻読んだという人もいれば、チャレンジしたけど挫折した人もおられるでしょう。

聖書を初めて読む方にとって、創世記はストーリー性があるので何とかこなせます。

出エジプト記も半分くらいまではその線で進めますが、後半の律法が出てくるところで読むスピードが下がります。

さて、次のレビ記はどうなのでしょう?

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レビ記は出エジプト記に続く3番目の書で、その流れを受け継いでいます。

出エジプト記の最後の部分は幕屋と祭司職について書かれています。

祭司は幕屋において様々な儀式を執り行うので、レビ記には礼拝に関する律法が集められています。

特に、「神聖法集」と呼ばれる部分(17章1節〜26章46節)があり、その中には最大の戒めである

「あなた自身のようにあなたの隣人を愛さなければならない」
(レビ記19:18)

という言葉があります。

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レビ記の内容は、古代イスラエルの1000年以上に渡る礼拝の伝承から成立したもので、

(1)犠牲について(1〜7章)

(2)祭司について(8〜10章)

(3)浄と不浄とに関する規定(11〜15章)

(4)大贖罪の日(16章)

(5)神聖法集(17〜26章)

となっています。

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聖書通読をする際、創世記、出エジプト記までは何とか読めますが、レビ記で止まる人が多いようです。

自分とは関係のない法律の書を読むようなものだからです。

そこで、レビ記の通読を完了するためには、読んだと言えるハードルを低くすることをお勧めします。

それは、

「わかるところを大事にし、わからないところはわからないままでそのままにしておく」

という読み方です。

レビ記は新約聖書との関連で後で必要になってきます。

たとえば、ルカ5章と17章で重い皮膚病の癒やしの記事がありますが、なぜ癒やしでなくきよめを求めたのか、なぜ遠く離れて大声で叫んだのか等のことは、レビ記の規定が背後にあったのだと知ることで納得がいきます。

ですから、まずは一通り目を通しておき、後になって、

「これはそういうことだったのか」

という発見や学びをされるのが良いと思われます。

そうすると、レビ記はより深く理解でき、親しみ深い書となります。

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聖書通読にチャレンジされますように…。

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