今日のみ言葉【No.318】(2012年 5月29日)
今や、わたしは御霊に迫られてエルサレムへ行く。あの都で、どんな事がわたしの身にふりかかって来るか、わたしにはわからない。
(使徒20:22)
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ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサの働きが素晴らしいことに異論はないでしょう。
何億というインドの貧しい人々の中に身を投じ、死にゆく人々が最後まで人としての尊厳を持ちながらこの世を去ることが出来るようにと活動しました。
しかし、すべての人が彼女の働きを好意的に受け止めていたわけではありませんでした。
中には公然と
「焼け石に水」「大海の一滴」
と批判する人もいたのです。
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人から何と言われようと、押し出されるようにして進んでいく。これが御霊の迫りです。
今日の聖句は、パウロが自分の身に降りかかる様々な困難や迫害を知りつつ、エルサレムへ行く決心をした個所です。
マザー・テレサしかり、黒人解放運動をしたキング牧師しかり、そしてパウロしかり。
神のために大きな犠牲をも省みず働いた人たちは、皆、この御霊の迫りによって動かされた人たちです。
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榎本保郎牧師はこのことを次のように説明しています。
「聖霊の迫りとは、それは損だ、それはつまらないことだとわかっているのに、なぜかそうせずにはいられなくさせていく力のことであると思う。」
「自分の命も、そのほかのいろいろのものも問題とさせないで、私たちをその道へと追いやっていく、そういう力ではあるまいか。」
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マザー・テレサのような働きを、義務や教えや命令だからとして行うことは出来ても、それは本物ではありません。
神の子のキリストがその命を犠牲にして私の罪のために死んでくださった、という福音の恵みに満たされ、初めて可能になることです。
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人は不合理、非論理、利己的です。
気にすることなく、人を愛しなさい。
あなたが善を行うと、
利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう。
気にすることなく、善を行いなさい。
目的を達しようとするとき、
邪魔立てする人に出会うでしょう。
気にすることなく、やり遂げなさい。
善い行いをしても、
おそらく次の日には忘れられるでしょう
気にすることなくし善を行い続けなさい。
あなたの正直さと誠実さとが、
あなたを傷つけるでしょう
気にすることなく正直で誠実であり続けないさい。
助けた相手から恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。
気にすることなく助け続けなさい。
あなたの中の最良のものを世に与え続けなさい。
けり返されるかもしれません。
気にすることなく、最良のものを与え続けなさい。
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あなたならではの神への応答をするひとときを持って参りましょう。
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