今日のみ言葉【No.2891】(2022年 9月 3日)「サライとハガル(7)」
ハガルはアブラムに男の子を産んだ。アブラムはハガルが産んだ子の名をイシマエルと名づけた。
(創世記16:15)
——————
雀は雀と、鳩は鳩と、カラスはカラスと一緒に飛びます。
雀と鳩とカラスが一緒に空を飛んでいる光景など見ることはありません。
何を言っているかというと、同じ者は同じ者同士集まるということです。
神との出会いを体験した者は、同じ神との出会いを体験した者がわかり、一緒にいられるのです。
-*-*-*-*-*-*-
ハガルは神の使の言葉に従い、アブラムとサライのもとに帰ってきました。
ところが、アブラムとサライはそんなことは知りません。
サライからすれば、
「また私を見下しに来たか」
と思ったでしょうし、アブラムにしても
「またトラブルが起こるのか」
と心配したことでしょう。
しかし、
「ハガルはアブラムに男の子を産んだ。アブラムはハガルが産んだ子の名をイシマエルと名づけた」
(創世記16:15)
とされてあるところから見ると、彼女はアブラムとサライから受け入れられ、共に住み、無事にイシマエルを出産したことがわかります。
一体何があったのでしょう?
-*-*-*-*-*-*-
それは、ハガルが神と出会って完全に変えられ、その様子を見たアブラムとサライは、それが真実であると認めることができたからです。
ハガルはアブラム夫妻に、自分が荒野で神の使に出会ったことを話したことは間違いありません。
彼女の決定的回心の場面は、
「そこで、ハガルは自分に語られた主の名を呼んで、『あなたはエル・ロイです』と言った。彼女が『ここでも、わたしを見ていられるかたのうしろを拝めたのか』と言ったことによる」
(創世記16:13)
です。
エル・ロイとは「ご覧になる神」という意味で、「うしろを拝めたのか」とは、当時の人々は神を真正面から見たら死ぬと考えていたため(創世記32:30)、神の使の背中を見たということです。
これは彼女の信仰告白です。
ハガルの証言とその様子から、アブラムは自分が出会った神と同じ神との出会いをハガルがしたのだと確信しました。
それは、子の名前を自分で決めずに、彼女の言う通りにしたことからも推察できます。
アブラムは、神の使が
「あなたは男の子を産むでしょう。名をイシマエルと名づけなさい」
(創世記16:11)
と言われたというハガルの言葉を信じたのです。
ここから13年間、アブラムはイシマエルが約束の子だと信じて生きていきます。
その間、神は何も言われません。
それは、神の約束は人間の力によって成されるものではないことを明らかにするためです。
以下、次回に続きます。
-*-*-*-*-*-*-
神との出会いを大切にしつつ、今日の信仰生活を進めて参りましょう。
-*-*-*-*-*-*-
-*-*-*-*-*-*-
□ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ □
■メールマガジン「今日のみ言葉」
■発行責任者:山形ジョイフルチャーチ 丸山芳浩
■ご意見ご感想は、 maruyama@mikotoba.org までどうぞ
■Webサイト mikotoba.org
■Youtube 丸山芳浩師 メッセージチャンネル
www.youtube.com/channel/UCXkISdmuTWhsbW1i4DNey6w
■御言葉メールの申込、停止は全て自動でなされます。下記メールアドレスに件名も本文も無い空メールを送信して下さい。
☆御言葉メールをお申し込みになりたい方は
→ reg@mikotoba.org
(仮登録メールが送られますので、その中のリンクをクリックして本登録となります)
★御言葉メールを停止したい方は
→ del@mikotoba.org
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません