今日のみ言葉【No.3526】(2024年12月14日)「生活の処方箋(194)『試練に会う』」

試錬を耐え忍ぶ人は、さいわいである。それを忍びとおしたなら、神を愛する者たちに約束されたいのちの冠を受けるであろう。
(ヤコブ1:12)

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試練に会うと、人は二手に分かれるようです。

すり替えて逃げる人と、それに立ち向かう人です。

ジレットさんは、朝急いで身支度をし、髭を剃った時、顔を切ってしまいました。

その時、安全で早く剃れるカミソリがほしいと、切実な願いを持ちました。

そして作った独自のカミソリが、あの有名な『ジレット』です。

また、ウォーターマンという人は、大切な契約書の上にポタリとインクを落とし、契約をだめにしました。

その事から、インクのたれないペンを切望し、世界に名の知れる万年筆を作り上げました。

お二人とも商品にご自分の名前をつけられました。

人生には、折に触れていろいろな試練が備えられています。

それは、打ちひしがれるためではなく、それを乗り越えるばかりか、そこに新しい宝を見出していくためなのです。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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新約聖書のヤコブの手紙は、キリストを信仰したがゆえに、故郷を離れざるを得なくなり、苦労を強いられている人々に向けて書かれた手紙です。

もし私が当時のクリスチャンだとしたら、

「イエス・キリストを聖書に預言されていた救い主だと信じ、受け入れ、神を信じたのに、なぜこのような試練に遭うのか…」

と不平を漏らしていたことでしょう。

しかし、ヤコブはこう語ります。

「試錬を耐え忍ぶ人は、さいわいである。それを忍びとおしたなら、神を愛する者たちに約束されたいのちの冠を受けるであろう」
(ヤコブ1:12)

この言葉を、神が直接自分に語られた言葉として受け止める人もいるでしょう。

しかし、私のように疑り深い人間は、

「命の冠を受けるだと?そんな甘い言葉に騙されるものか!」

と警戒してしまうかもしれません。

しかし、実際、私たちは試練のトンネルを通過させられます。

そこから抜け出す秘訣は、耐え忍び、最後まで忍びとおす、すなわち、諦めずに耐え抜くことです。

神からの試練は、食事を変えたり、少し運動したりするだけで変化が生じるような単純なものではありません。

生半可な気持ちでは、そこから脱出することはできないのです。

そこから抜け出したければ、本気で自分を変える努力をし、

「怠けたい、逃げたい、誰かのせいにしたい」

という葛藤を抱える自分を、なだめ、励まし、試練に立ち向かう理由をあえて作り出さなければなりません。

このようにして、本物の試練は人を以前の姿とは違う姿に変えます。

結果として、「いのちの冠」をいただく自分となっているのです。

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神からの宝は、試練のトンネルの闇の中で積み込まれていきます。

正しく試練の中を通過する今日として参りましょう。

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