今日のみ言葉【No.3110】(2023年 6月21日)「イサク一家の分裂（2）」

子よ、今わたしの言葉に従って、すぐハランにいるわたしの兄ラバンのもとにのがれ、あなたの兄の怒りが解けるまで、しばらく彼の所にいなさい。
（創世記27:43-44）

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腰痛がひどくて整体院に行ったら、腕から施術されました。

「いえ、痛いのは腰なんですけど」

と言うと、マッサージの先生は、

「あなたの場合は腰につながる上半身の筋肉に原因があるので、腕から始めています」

とおっしゃいます。

「では、私の腰痛の根本原因は何ですか？」

と尋ねると、

「あなたは猫背だからです。正しい姿勢で生活しないと腰の痛みは繰り返しますよ」

とやさしく警告されました。

なるほど、素人考えで腰に湿布を貼れば、スーッとした心地よい感覚は味わえますが、一時しのぎに過ぎず、本当の問題解決にはなっていなかったわけです。

エサウとヤコブの問題に対するリベカの解答も、その一時しのぎの解決策でした。

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エサウがヤコブに対する殺意を持っていると知ったリベカは、ヤコブにこう言います。

「子よ、今わたしの言葉に従って、すぐハランにいるわたしの兄ラバンのもとにのがれ、あなたの兄の怒りが解けるまで、しばらく彼の所にいなさい」
（創世記27:43-44）

つまり、一時的に叔父さんのところで身を隠し、ほとぼりが冷めたら帰ってきなさい、ということです。

これは目前の対決を上手に避けた賢い選択に見えますが、本質はリベカが自分が取るべき責任を回避し、息子のヤコブに犠牲を負わせた、ということです。

厳しいものの言い方になりますが、リベカは

「子よ、あなたがうけるのろいはわたしが受けます」
（創世記27:13）

という約束を果たしていません。

その結果、どうなったかというと、リベカはこの時を最後としてヤコブとは再会できずに死んでしまいます。

ヤコブはすぐには帰らず、20年という歳月の後に戻ってきます。

これはイサク一家の罪に対する神の裁きと考えられます。

人間は自分中心にいろいろなことを考え、誤った選択をし、その結果を刈り取ります。

しかし、人間がどうあれ、その背後で神のご計画は着々と進んでいることを忘れてはなりません。

私たちの希望はそこにあるからです。

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根本的解決はどこにあるのかと見る目を養う今日として参りましょう。

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