今日のみ言葉【No.2582】(2021年 7月 8日)「キリスト教イロハ(166)『出エジプト記』」
神はモーセに言われた、「わたしは、有って有る者」。
(出エジプト記3:14)
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出エジプト記を手っ取り早く理解するには、映画『十戒』をご覧になることをお勧めします。
紅海が二つに分かれ、チャールトン・ヘストン演ずるモーセがイスラエルの民と共に海の中を進むクライマックスシーンは大変有名です。
出エジプト記には書名の通り、イスラエルの民がエジプトを脱出したことが記されています。
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出エジプト記は創世記に続く第2番目の書です。
創世記の最後でヨセフがエジプトの総理大臣となり、まだ部族程度の大きさでしかなかったヤコブの子孫たちはエジプトに移り住み、その後、民の数は増えました。
やがてヨセフの功績を知らない王が出て、古代イスラエル民族はエジプトで奴隷となりました。
しかし、神はアブラハムに対してなされた約束を思い起こし、モーセを指導者としてエジプトからイスラエル民族を脱出させました。
そして、彼らは神を信じる民として訓練を受け、自立していく過程が出エジプト記には記されているのです。
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内容は、
(1)エジプトからの解放(1〜18章)
(2)シナイにおける神との出会い(19〜24章)
(3)幕屋と祭司職(25〜40章)
となっています。
神はモーセに対して御自身を
「わたしは、有って有る者」
(出エジプト記3:14)
として啓示され、生きていつまでも存在している神として示されました。
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出エジプト記を読む方は、新約聖書のイエス・キリストとの関連を意識して読むと深く理解できるようになります。
たとえば、過越の際、イスラエルの民は小羊の血によって救われましたが、これは新約のイエス・キリストの十字架の血によって救われるということと呼応します。
また、彼らが救われたのは、屠(ほふ)られた小羊の血によって救われると信じたからで、これは信仰によって救われるということです。
このように、新約聖書の光を当てて出エジプト記や旧約聖書を読む時、
「なるほど、そうだったのか!」
と思わず言いたくなるほどの気持ちの良い理解が得られるのです。
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あなたが新たな目で出エジプト記を読むことがおできになりますよう、祈ります。
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