今日のみ言葉【No.324】(2012年 6月 5日)
わたしたちはみな地に倒れましたが、その時ヘブル語でわたしにこう呼びかける声を聞きました、『サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか。とげのあるむちをければ、傷を負うだけである』。
(使徒26:14)
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今日の聖句は、パウロがアグリッパ王に証言しているところです。
アグリッパ王は、総督フェストに表敬訪問をした折に、囚人パウロに興味を持ち、福音を聞くこととなりました。
神と出会うチャンスはいつどこでやって来るのか分からないものです。
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アグリッパ王に対して、パウロはダマスコ途上で天からの光に照らされた時の様子を、
「ヘブル語でわたしにこう呼びかける声を聞きました、『サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか。』」
と語りました。
聖書では神が個人的に語る時、その人の名前を呼びます。
しかもその人だけが分かるように語られるのです。
パウロの場合は彼が一番よく分かる母国語のヘブル語で聞こえてきました。
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神は私たちに個人的に語って下さいます。
自分には自分独自の、そして、あの人にはあの人だけのメッセージを語られるのです。
神を理解し受け入れる論理回路は、人それぞれ違うのです。
ですから、Aさんが神を信じた理由ではBさんは信じられないということは普通に起こりうることです。
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残念ながら、アグリッパ王は、
「おまえは少し説いただけで、わたしをクリスチャンにしようとしている」。
(使徒26:28)
と、パウロの説く福音を拒絶しました。
パウロほどの人物でも王の心を変えることは出来なかったのです。
人の心を動かし、変えていくのは神の働きです。
私たちはそのために祈り、そして人間が出来ることを精一杯にやっていけばよいのです。
「御言を宣べ伝えなさい。時が良くても悪くても、それを励み、あくまでも寛容な心でよく教えて、責め、戒め、勧めなさい。」
(第2テモテ4:2)
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神の働きにゆだね、自分に出来ることをさせていただく一日として参りましょう。
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