今日のみ言葉【No.325】(2012年 6月 6日)
だから、皆さん、元気を出しなさい。万事はわたしに告げられたとおりに成って行くと、わたしは、神かけて信じている。
(使徒27:25)
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パウロたちを乗せた船はユーラクロンという嵐の中で何日も漂流しました。
生きる最後の希望も失せた時、パウロは御使いからの言葉を聞いたのです。
『パウロよ、恐れるな。あなたは必ずカイザルの前に立たなければならない。たしかに神は、あなたと同船の者を、ことごとくあなたに賜わっている』
(使徒27:24)
船にいた人数は276人と聖書に記されています。
細かい数字が残されているのは、一人も命を失うことなく、全員助かったことを示しています。
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人々が希望を失い、力を無くしているところでも、神の人が一人いれば、そこに希望と命があふれ出します。
神の人とはスーパーマンのような超人的な力を持った人のことではありません。
パウロも他の人々と同じように嵐に翻弄され、為す術無く、船の上で14日間も食べることが出来なかったのです。
神の人とは天からの言葉を聞く人です。
それは人間の知恵や経験ではなく、天からの強力な促しであり迫りです。
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どうやったら恐れと絶望のただ中で、それに捕らわれず、天からの言葉を聞くことが出来るのでしょうか?
パウロの秘密は、
「昨夜、わたしが仕え、また拝んでいる神からの御使が、わたしのそばに立って言った、」
(使徒27:23)
という個所にあります。
彼は拝んでいたのです。
拝むとはひれ伏すこと、つまり、神の思いに任せきることです。
すなわち、状況に捕らわれず、神に捕らえられていたのです。
ここにおいてパウロは神の声を聞くことが出来ました。
そして、他の人々を力づけることが出来たのです。
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タイタニック号の事故の際、船の楽団が最後まで演奏をした話は有名です。
乗客たちがパニックになることがないようにと、楽団長のウォーレス・ハートレー率いる楽団は、心静まる演奏を続けたのです。
生還者の証言によると、最後に演奏されたのが讃美歌320番「主よ、みもとに」でした。
これは生前、ハートレーが「自分の葬式にはこの曲を賛美して欲しい」と言い残していた曲でした。
死を覚悟しながら、人々を励まし続けたクリスチャンを通して、神は人々をお救いになられたのです。
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神の思いにお任せする生き方を続けて参りましょう。
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