今日のみ言葉【No.2557】(2021年 6月 9日)「引きあげる神(1)」

あなたはわたしを多くの重い悩みにあわされましたが、再びわたしを生かし、地の深い所から引きあげられるでしょう。
(詩篇71:20)

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今日の聖句は愛する人を天に送り、悲嘆に暮れている方によく向けられる御言葉です。

3つのポイントがあります。

(1)神は悩みを与える

(2)神は再び生かす

(3)人は神によって引き上げられる

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(1)「あなたはわたしを多くの重い悩みにあわされました」

神は人間に常に心地よい状態を保証するお方ではありません。

人生に試練はつきものと言いますが、自分が成した結果を刈り取っているのだとわかっているのなら自業自得とあきらめもつきます。

しかし、信仰を持ち、熱心に神を信じている者が、自分のせいでないことで理不尽な思いをさせられるということはあるのです。

詩篇第71篇の記者は老年に至り、痛くそのことを思います。

「神がいるならどうして…」

と嘆く時期はとうに過ぎ、現実の出来事としてそれを受け入れなければなりません。

彼はそれを

「あなたはわたしを多くの重い悩みにあわされました」

と結論づけました。

この悩みは意図的に神が味わわせているものだ、と解釈したのです。

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いかがでしょう?

神はあなたを悩ませ、苦しませる御方だというのです。

ここのところが信仰の飛躍を要求されるところです。

古(いにしえ)の信仰者たちはこれを、「明け渡し」と言ったり、「神の主権を認める」、「神様に降参する」等の表現をしました。

平安と安寧を与える神だけを認めるとしたら、それは人間のあなたが神の上に立ち、神を従えるということになります。

私たちはどこかで

「あなたはわたしを多くの重い悩みにあわされました」

と告白し、霊的成長の階段を一歩も二歩も上に登る時が来るのです。

すると、登った先に「神は再び生かす」という世界を神は用意していて下さっていることを知るようになります。

これについては次回に譲ります。

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現実を受け入れ、確かな歩みを重ねる今日として参りましょう。

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