今日のみ言葉【No.2395】(2020年11月 2日)「キリスト教イロハ(109)『処女懐胎(2)』」

見よ、おとめがみごもって男の子を産む。その名はインマヌエルととなえられる。
(イザヤ7:14)

——————

毎週月・木はキリスト教イロハシリーズとしてキリスト教入門的な話題をお届けしていますが、今日のところの説明は難しくなります。

処女懐胎とは、一見、荒唐無稽であり、難しくてよくわからないところに神の奥深い計画があるのだ、と思って読んでみてください。

-*-*-*-*-*-*-

救いには、救われる側(人間)と救う側(神)があります。

水に溺れている人は隣りで溺れている人を救うことはできません。

救えるのは溺れていない人だけです。

つまり、ある人を救うためには、その人以上の実力を持った人でなければ救うことができないということです。

聖書ではすべての人は罪人であると宣言していますから、全員水の中で溺れているようなものです。

ですから、人間を救うためには人間以上の者でなければなりません。

それゆえ、神は主イエスを聖霊によって処女マリヤの胎に宿し、完全なる神性を持つ者として生まれさせたのです。

-*-*-*-*-*-*-

救いのもう一つの面は、人間の救いのためには人間と同じ立場に立つ者でなければならないということです。

人間の借金を動物や虫に払わせることはできないように、人の罪を負えるのは人間だけです。

そのために主イエスはマリヤから生まれ、完全に人として誕生しました。

イエス・キリストは100%神であり、100%人間です。

その人格の中に両者が一つとなっているのです。

それゆえ、イエス・キリストは神の啓示者となります。

「わたしを見た者は、父を見たのである」
(ヨハネ14:9)

そして人間の贖罪者となることができたのです。

「キリストもまた、多くの人の罪を負うために、一度だけご自身をささげられた後、彼を待ち望んでいる人々に、罪を負うためではなしに二度目に現れて、救を与えられるのである」
(ヘブル9:28)

-*-*-*-*-*-*-

神のなすわざは奥が深いのですから、理解するのに時間がかかります。

また、生涯わからないほどの出来事があってもおかしくありません。

人生に起きる謎がひとつひとつ明らかにされることを喜びとし、理解不能なことは神にゆだねて理解できるようになる時を待ちましょう。

今日の一日が着実に歩める日となりますように…。

-*-*-*-*-*-*-
-*-*-*-*-*-*-

※御言葉メールのスケジュールは、
・月曜と木曜…キリスト教イロハ
・火曜と金曜…マルコ福音書講解説教
・水曜と土曜…慰めと励ましの聖句シリーズ
となっております。

□ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ □
■メールマガジン「今日のみ言葉」
■発行責任者:山形ジョイフルチャーチ 丸山芳浩
■ご意見ご感想は、maruyama@mikotoba.orgまでどうぞ
■Webサイト  https://mikotoba.org
■Youtube 丸山芳浩師 メッセージチャンネル
www.youtube.com/channel/UCXkISdmuTWhsbW1i4DNey6w

■御言葉メールの申込、停止は全て自動でなされます。下記メールアドレスに件名も本文も無い空メールを送信して下さい。
・御言葉メールをお申し込みになりたい方は
reg@mikotoba.org
(仮登録メールが送られますので、その中のリンクをクリックして本登録となります)
・御言葉メールを停止したい方は
del@mikotoba.org