今日のみ言葉【No.3553】(2025年 1月24日)「不正な家令の話(2)」

「ある金持のところにひとりの家令がいたが、彼は主人の財産を浪費していると、告げ口をする者があった。そこで主人は彼を呼んで言った、『あなたについて聞いていることがあるが、あれはどうなのか。あなたの会計報告を出しなさい。もう家令をさせて置くわけにはいかないから』。
(ルカ16:1-2)

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ドナルド・トランプ氏が「6回破産した」と言われることがありますが、これは正確ではありません。

実際には、彼個人が破産したのではなく、トランプ氏が経営する企業が破産処理手続きを利用して、事業を継続しながら財務再構築を行なおうとした、というのが事実のようです。

このような背景を知った上で、大統領就任演説で語られた「アメリカ再生計画」を振り返ると、その計画には彼独自の経験を基にした強力な推進力があるように思えます。

さて、ルカ16章の家令(管理人)は、主人の財産を乱費して自分の身に破綻を招きました。

彼はどのような再生計画を展開するのでしょうか。

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実はルカ15章の放蕩息子と16章の家令には共通点があります。

それは「浪費」が原因で両者とも破綻を迎えたということです。

ルカ15:14では、

「何もかも浪費してしまった」(口語訳)

「何もかも使い果たした」(新改訳)

とあり、ルカ16:1では、

「主人の財産を浪費している」(口語訳)

「主人の財産を無駄遣いしている」(新改訳)

となっています。

放蕩息子の場合は、放蕩と飢饉によって彼の「終末」が訪れました。

不正な家令の場合は、主人の財産を自分の思うがままに使ったことが発覚し、解雇通告で彼の「終末」が訪れました。

「もう家令をさせて置くわけにはいかない」
(ルカ16:2)

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現代の企業なら、このような社員が会社のビルに入ろうとしても拒否され、Eメールも凍結されて使えず、完全に会社のネットワークから拒絶されるはずです。

ところが、主人は

「あなたの会計報告を出しなさい」
(ルカ16:2)

と言って、会計の報告を出す時間的猶予を与え、即刻の解雇をしていません。

どうやら主人はこの家令を、偽りを行う人だとは考えておらず、むしろ無責任だったと見ているようです。

家令は「終末」の前に猶予が与えられました。

彼はこのチャンスをどう生かすでしょうか?

以下、次回に続きます。

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神はあなたにチャンスを与える御方です。

この世のチャンスを神の国で生かせるよう、考える一日として参りましょう。

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