今日のみ言葉【No.2349】(2020年 9月 4日)「ユダの裏切り(1)」

ときに、十二弟子のひとりイスカリオテのユダは、イエスを祭司長たちに引きわたそうとして、彼らの所へ行った。
(マルコ14:10)

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キリストを売った弟子として、イスカリオテのユダは古来からよく知られています。

ひそかに心を変え、何食わぬ顔をして過ごしながら、ある瞬間に相手の信頼を裏切る行為は、幾多の文学作品のテーマになるほどです。

また、男女間の心変わり、裏切りを嘆いた歌は現代でも無数にあります。

それほど身近なことであり、また、それが起きた時には大きな苦痛が伴うのが「裏切り」ですから、キリスト教以外の世界でもユダの出来事は大きな関心を持って見られているのでしょう。

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彼はなぜキリストを裏切るなどという考えを持つようになったのでしょう?

十二弟子の一員として選ばれ、イエス様と寝食を共にして行動したのですから、イエス様から愛されないはずがありません。

しかし、ユダはイエス様の愛を一身に受けながら、それを全く意識しない人でした。

特別に愛されているのに、愛されていることを感じない人。

そう言われると、

「あれ?ユダと私は同じかも…」

と少し恐ろしい気分になります。

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これに対して、イエス様のユダに対する愛は一貫して変わりません。

ですから、ユダを見る時、イエス様の愛の確かさを知ることができます。

これからしばらく、ユダに関する聖書の記述を通して、イエス様の愛を見ていくことといたします。

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愛されていることがわからない私であっても、イエス・キリストの愛は注がれていることを信じる今日として参りましょう。

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