今日のみ言葉【No.2350】(2020年 9月 5日)「原点に帰る」
あなたのみ言葉はわが足のともしび、わが道の光です。
(詩篇119:105)
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4台の中古車の中から最もお買い得の車を選べるかどうかの実験がなされました。
1回目の実験で与えられる情報は車のスペック(仕様)だけです。
Aグループの人は時間をかけて選ぶように言われ、Bグループの人は短い制限時間の中で選ばなければなりません。
結果は、Aグループのほとんどの人が当てることができ、一方、Bグループの正解率は半分にとどまりました。
2回目の実験では、車の基本的情報に加えて、トランクの大きさやドリンクホルダーの情報等、12個をプラスしました。
するとどうでしょう、Aグループの正解率は25%に激減し、逆にBグループは60%に増えました。
(「最先端研究で導きだされた『考えすぎない』人の考え方」、堀田秀吾著より)
Bグループの人は時間がないので、何が一番大事かと優先順位を考え、合理的選択ができたからです。
しかし、時間制限のないAグループの人は、本来優先度が低いはずの細かい面に意識が行ってしまい、些細な欠点が目につくようになりました。
それが判断を誤まらせた大きな原因となったのです。
この実験は何を言っているのでしょう?
人は情報量が多すぎると処理できなくなり、正しい判断をするのに支障をきたすようになるということです。
どうすればよいか迷うにしても、選択肢が少ない場合にはよく考えることが有効です。
しかし、選択肢が多い場合、つまり、集めた情報量が多い場合、時間をかければ正しい答に近づくかというと、実際はその逆で遠のくようです。
一旦集めた情報を捨て、何が一番大切なのかという優先度に思いを絞ることが正解に至る道だということをこの実験結果は示しています。
迷った時は、自分の知識に頼ることをやめ、
「神様、何が一番大切なのでしょうか」
と祈り、
「自分は何のために生きているのか」
という基本的なところに戻り、考えを進めることが最も合理的解決の方法であり、聖書が勧める神の解決方法なのです。
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そのことを一言で言い表したのが次の聖句です。
「あなたのみ言葉はわが足のともしび、わが道の光です」
(詩篇119:105)
これはのんびりとした状況で語られた言葉ではなく、
「わたしのいのちは常に危険にさらされています」
(詩篇119:109)
とあるように、自分の命が危うい緊急事態の中で語られた言葉です。
この詩篇の記者は、悪しき者に取り囲まれ、誘惑の中にいるのです。
そのような苦しみの中、彼はみ言葉の光に照らされた道のみを歩くと決心しています。
「あなたのみ言葉はわが足のともしび、わが道の光です」
(詩篇119:105)
どのように生きていったらいいかわからず、迷いに迷う時は、自分に不安をもたらす否定的情報を捨て、希望をもたらす楽観的情報も捨て、
「自分を生かしてくれた御言葉は何だったか」
「私はどの御言葉で救われたか」
というクリスチャン人生の原点に戻るのです。
そこに戻れば、優先順位第一のものが見えてきます。
そこから神の導きは明確なものとなっていくのです。
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原点となる御言葉を常に振り返り、神に正しく導かれる日々を送って参りましょう。
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