今日のみ言葉【No.378】(2012年 8月22日)
これは、その愛する御子によって賜わった栄光ある恵みを、わたしたちがほめたたえるためである。
(エペソ1:6)
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エペソの教会は、問題が多いコリントの教会や、古い方向に戻ろうとする頑固なガラテヤ教会と比べれば、優等生の教会でした。
従って、この手紙は教会内の問題の指摘に溢れていた先の2つとは違い、書き出しから神の祝福で満ちあふれています。
「天上で霊のもろもろの祝福をもって、わたしたちを祝福し」
(3節)
「天地の造られる前から、キリストにあってわたしたちを選び」
(4節)
「神の子たる身分を授ける」
(5節)
「愛のうちにあらかじめ定めて下さった」
(5節)
これらたくさんの神の恵みは、
「わたしたちがほめたたえるため」
にあるのです。
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さて、もしあなたが、
「ほめたたえる…?何を?」
とピンと来ないとしたら、恵みを感じていないからです。
最高気温35度の猛暑日でも、冷房の効いた部屋にいるとそれが当たり前になり、温度のことが意識に上らないのと同じです。
あえて温度計を見て確認しないと、自分がどんなに涼しい部屋で快適に過ごしているか分かりません。
たとえ温度計を見て、
「26度。へー、省エネ冷房の28度よりも涼しくしてくれているんだ。」
と分かっても、感謝の念がわきあがるということはありません。
外に出て、直射日光とアスファルトの照り返しを浴び、ムワッとした湿度の高い外気に吹かれて初めて、
「あの部屋にいたのは恵みだった」
と実感するのです。
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神の恵みをほめたたえる方法。
それは、静まって、過去の自分を思い出してみることがおすすめできる一番の方法です。
あの時の私と今の私を比較して、過去の状況が改善されて今があること、あるいは、あの時の心配・不安は決してその通りにはならず、かえって益となったことなどを思いめぐらしてみるのです。
もちろん、嫌な思い出もあるでしょう。過去の傷に触れることになるでしょう。
そこに感謝を見出せ、と言われても、とても出来ないと感じることもあるでしょう。
それは「未来へのおみやげ」として、今は触れずに、神様にお任せしましょう。
緑の草原の中で枯れ草を探すのではなく、たとえ荒野にいても緑の草を探していきたいものです。
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祝福を見出すひとときを持てますように…。
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