今日のみ言葉【No.2348】(2020年 9月 3日)「キリスト教イロハ(93)『主の祈り(9)』」

わたしたちの日ごとの食物を、きょうもお与えください。
(マタイ6:11)

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主の祈りシリーズは今日から折り返し地点をまわります。

主の祈りの前半は神のための祈りで、後半は人間のための祈りです。

イエス様は私たちの生活のために祈りなさいと教えられました。

その最初が

「我らの日用の糧を今日も与えたまえ」

です。

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「日用の」とは、日ごとの、という意味です。

これは結果的には地上生涯が終わるまでの毎日、ということになりますが、正確には、

「今日一日の」

とか

「さしあたって目の前の生活に必要な」

という意味です。

「糧」とはパンのことで、地上の生活をするのに必要な基本的なもの、つまり、広く衣食住に関わることです。

「今日も」という箇所の「も」は日本語訳で「も」をつけただけで、原意はあくまで「今日」です。

「与えたまえ」とは、「我らの日用の糧」は神から与えられるという意味です。

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ここで大事なことは、生活に必要な「パン」がずっと毎日確保できるように…、という祈りではないということです。

人間は将来の不安ゆえに貯えようとします。

祈りの中にその思いを持ち込んだら、

「神様、いつまでも大丈夫でありますように。この1回の祈りで私の全生涯の食料が安定して供給されますように」

などという極めて世的な祈りとなります。

聖書の祈り、主の祈りはそうではありません。

あくまで必要な分を「今日」与えて下さい、と祈るのです。

それは、

「昨日まで必要なものすべてを与え、この私を生かし、養って下さった神様は、今日もその『日用の糧』を与えてくださるのだ」

という信仰に立つ祈りなのです。

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今日、この日、パンを与えて下さる神に信頼して生きて参りましょう。

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