今日のみ言葉【No.2579】(2021年 7月 5日)「キリスト教イロハ(165)『創世記』」

『アダムとイヴ』(ティツィアーノ・ヴェチェッリオ作 1550年頃)

すると、ふたりの目が開け、自分たちの裸であることがわかったので、いちじくの葉をつづり合わせて、腰に巻いた。
(創世記3:7)

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今回からキリスト教イロハシリーズは聖書各巻を取り上げます。

聖書の○○書には何が書いてあるのか知り、概観するためにご活用下さい。

最初はもちろん第1巻目の創世記です。

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創世記は大きく2つに分けられます。

1〜11章の先史時代と、12〜50章の族長時代です。

先史時代では、神(ヤハウェ)こそ主権を持った万物の創造者であり、世界を支配する存在であることを強調しています。

また、現在の人類の窮状の原因となった出来事についても記しています。

人間は神に従って生きるように創造されながら、神に反逆したエデンの園の事件です。

人間に罪が入って以来、殺人と洪水と性の秩序の乱れと文化の混乱が起こったことが記されています。

しかし、神は人類を救うためにアブラハムを召し出されました。

それが12章から始まる族長物語です。

創世記は次の出エジプト記の序論ともなっています。

現代世界の混乱を、この創世記の観点から見る時、自ずと解答が与えられます。

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キリスト教初心者の方が創世記を読む時は、まずすべてのことを一つ一つ理解しようとせず、大まかに要点をつかんで読もうとする態度を取ってみて下さい。

そうすれば最後まで読み通せます。

たとえば、創世記3章のエデンの園の話で、

・善悪を知る実とは何か

・ヘビは言葉をしゃべるのか

・いちじくの現在の品種は何か

などということに答を見出そうとせず、

「この箇所を通して神は何を伝えようとしているのか」

「中心的メッセージは何か」

ということを考えながら読むのです。

なぜなら、聖書は科学的真理を追求するために書かれた書ではなく、人間が神と出会うことができるように書かれた書だからです。

ですから、この箇所をを読んだ時に

「現在の人類の悲惨な状況は、人が神の御心に従わず、罪が入ったせいなのだな」

ということがわかれば、聖書が伝えるメッセージを受け取ったということになります。

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聖書をありのまま読み、そこから神が一番伝えたいメッセージを汲み取る練習をし、聖書を読み進めて参りましょう。

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