今日のみ言葉【No.2346】(2020年 9月 1日)「終わりから始める(7)」

「父よ、みこころならば、どうぞ、この杯をわたしから取りのけてください。しかし、わたしの思いではなく、みこころが成るようにしてください」
(ルカ22:42)

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7月のある朝、蜘蛛の子が散るような無数の黒い点々が見えました。

2年前と同じだと直感し、すぐお医者さんに行って検査したところ、網膜の2箇所に穴があいていることがわかりました。

このまま何もしないで放っておけば、網膜剥離となり目が見えなくなります。

こういう時は最悪を受け入れてしまうのです。

すると気持ちが楽になり、頭が働くようになります。

そして、その最悪を少しでも避けるために何をしたらいいかを考え、その方法を実行します。

私の場合はレーザー光手術を医師から提案していただきました。

「これは手術が必要だ。そういうものなのだ」

と受け入れました。

後はひどくならないように物理的衝撃避け、安静につとめます。

つまり、命を守ろうとする医師の指示は神の御心と考え、それに沿った方向で自分なりの最善を目指して生活するのです。

手術後1ヶ月が経ち、医師から大丈夫と診断され、神の最善を見させていただいています。

マリヤが通った上級コースもこのようなものでした。

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ベタニヤ村のマリヤが描く最善とは、イエス様が自分の家に来て、そのお話をずっと聞いていられることだったでしょう。

「するとマルタという名の女がイエスを家に迎え入れた。この女にマリヤという妹がいたが、主の足もとにすわって、御言に聞き入っていた」
(ルカ10:38-39)

しかし、人生には願い通りにならない時、つまり、最善のシナリオ通りに行かない時があります。

イエス様はもう来られないどころか、死んでしまうということがマリヤにはわかりました。

最悪のシナリオを作成しなければならない時は、最悪と思える事態を御心だと受け入れるのです。

そしてその最悪を少しでも良いものにしようと努めます。

彼女はイエス様の死を受け入れ、その葬りの準備として高価なナルドの香油を捧げました。

「最悪だ!」

「なんでこんなことが…」

と思える時は、

「神様、あなたはこれを通して祝福を与えるのですね」

と天に向かって祈るのです。

その時あなたはゲツセマネの園で祈ったイエス様と同じ祈りをしているのです。

「父よ、みこころならば、どうぞ、この杯をわたしから取りのけてください。しかし、わたしの思いではなく、みこころが成るようにしてください」
(ルカ22:42)

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神の御心に沿った祈りは、人の最善ではなく、神の最善をもたらします。

I兄が脳出血で入院したと聞き、すぐに病院に行きました。

こういう時の本音は「最悪だー!」となって当たり前です。

体は動かない、言語機能に影響が出るかもしれない…。

しかし、彼は最悪になったとしてもそれを受け入れようと決心しました。

そして、少しでも良くなるための道を示してくださいと神に祈り、最も厳しいレベルのリハビリにチャレンジしたのです。

その甲斐あって、職場復帰ができただけでなく、教会で証しをすることができるまでになりました。

私は彼の証しをコロナ禍によって始まったライブ配信で語り、それが全世界に届けられました。

I兄の証しによってどれだけの人が力と希望を得たかわかりません。

日常生活では今もしびれや痛みがあり、不自由さが残っている彼を通してでなければ届かない人へ、神の愛と祝福が届いたのです。

神様はこのような最善を、I兄と彼の証しを聞いた人たちへ与えて下さいました。

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最悪は身近にあります。

その際には、これは神の御心だと考え、思い切って受け入れるのです。

最悪と見える事態は消えませんが、悩むことはなくなります。

すると、神の最善が見えてくるのです。

人の終わりは神の始まりです。

そういう人生が今日からあなたにも始まるのです。

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