今日のみ言葉【No.2136】(2019年11月 5日)「苦難にあずかる者(1)」

2019年11月5日

さて、一同はエルサレムへ上る途上にあったが、イエスが先頭に立って行かれたので、彼らは驚き怪しみ、従う者たちは恐れた。
(マルコ10:32)

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携帯・スマホの契約期間が「○年縛り」と否定的イメージを持つ言葉で語られたのは、途中で解約する時に払う違約金が高額に設定されていて、他社に乗り換えしようとする時のハードルが高かったからです。

しかし、違約金は千円程度にするようにと総務省から指導が入り、電気通信事業法が改正され、2019年10月1日以降に契約した人からは違約金が安くなりました。

これでハードルが低くなり、いろいろな会社への乗り換えがかなり自由になりました。

また、機種本体とその中に入っているSIM(シム)カードの分離が明確化され、端末代金と通信料が完全に分離されました。

つまり、これからは自分の好きなスマホを選び、自分の用途に合うSIMカードを購入して電話やメール、ネットをするという時代になったのです。

そうなると、価格競争が起こり、スマホと通信料金はどんどん安くなります。

一方、品質と速度の保証を求める人は高級機を使い、他と比較して高額な料金でも納得して払うことでしょう。

高くても速くて安心の契約を選ぶ人と、昼休みや夕方が激遅でも安い方を選ぶ人と、今後は二極化することが予想されます。

時代は新しい局面に入ったのです。

今日の聖書箇所で、イエス様は三度目の受難予告をして弟子たちにはっきりと時代は変わったのだと告げ、ご自分はその先頭に立って進んで行かれました。

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イエス様はすでに2回、受難予告をしておられます(マルコ8:31、9:31)。

今回の3度目ではその受難の様子をより一層詳細に語っておられます。

「見よ、わたしたちはエルサレムへ上って行くが、人の子は祭司長、律法学者たちの手に引きわたされる。そして彼らは死刑を宣告した上、彼を異邦人に引きわたすであろう。また彼をあざけり、つばきをかけ、むち打ち、ついに殺してしまう」
(マルコ10:33-34)

このようなひどい未来があることをイエス様は知っておられ、弟子たちに予告したわけですが、実はこの道を通らずに済む生き方もできたのです。

それは十字架を避け、十字架の犠牲の死よりも自分の命を救うという選択です。

しかしそれでは全人類の救いが達成されません。

イエス様はご自分の意志で父なる神の御心である十字架につく道をお選びになったのです。

それは人間に対する愛と共に、父なる神への全き(まったき)信頼があったからです。

「そして彼は三日の後によみがえるであろう」
(マルコ10:34)

十字架について死んで終わりではない。三日の後によみがえる。

必ずそうなるという100%の神への信頼があったからこそ、イエス様は受難に向かってまっしぐらに進んでいかれたのです。

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しかし弟子たちにはそれが見えず、ただ見えるのはエルサレムの都に行ったらこちらを敵視するパリサイ人、祭司長、律法学者たちがいるということです。

エルサレムに行ったら危険だ。

その思いがあったので、逆にイエス様がエルサレムに先頭を切って進んで行った時、彼らは恐れを覚えました。

「彼らは驚き怪しみ、従う者たちは恐れた」
(マルコ10:32)

先が見え、次の時代がどうなり、そしてさらにその先の時代の祝福を信仰によって受け入れている人は、受難の中へ真っ直ぐに飛び込んでいけるのです。

そのイエス様について行こうとするのか、自分の安楽を求めてイエス様を自分の方に引っ張り込もうとするのか。

そこは人生のひと勝負。

しかし人生の選択は二者択一だけではありません。

スマホの機種が自由に選べ、多種多様なSIMカードをどのようにでも組み合わせていけるように、それはあなたがどう考えるかによって決まります。

自分の責任と与えられた自由でどのような道も選ぶことができますし、神様はあえてそこに介入しようとはなさいません。

しかしただひとつ言えることは、神が受難の道を示され、それが御心だと信じて進んでいく時、失うものや受け入れがたい出来事はありますが、その中で神様は導いてくださるということです。

神の確かな導きがずっと連続してあることは稀ですが、要所々々でそれはあります。

息が切れそうになる寸前で与えられることもあります。

しかし遅すぎることはありません。

「もう終わった。遅すぎた」

とあなたが限界を定めても、神様にはまだその先があるのです。

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十字架の先の復活を見ながら、今日の歩みを定めて参りましょう。

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