今日のみ言葉【No.2347】(2020年 9月 2日)「人格的関係を持って生きる」

わたしが主に求めたとき、主はわたしに答え、すべての恐れからわたしを助け出された。
(詩篇34:4)

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「神様、今すぐこの恐れを取り去って下さい!」

と祈った瞬間に、スーッと恐れが消えて海のような平安に満たされた、という体験を否定するつもりはありませんが、毎回、祈るたびごとにそうなるのを期待することはお勧めしません。

実際、神に祈る時、本当に「今すぐ」その状況が消え去って安心できる状態になることはまれです。

多くの場合、神は別の方法を取られます。

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それは、神の恵みの圧力を強くなさり、神の存在を人が気づくようにされるということです。

たとえばこのような感じです。

「あれ?真冬の吹雪でビュービューの寒さの中にひとりぼっちで耐えていると思っていたけど、あの頭の上の重苦しい雲が切れて、暖かい太陽の光が差してくるではないか」

すると、自分を取り巻く状況に対する感じ方が徐々に変わります。

雪の日もあれば晴れの日も一定の割合である、という現実を客観的に見ることができるまでに心が強められ、回復してくるのです。

ここで最も大事なことは、私のことを愛して下さる人格を持った神が生きて存在し、私のそばにおられるのを知ることです。

このことを知らせるために、神はあえて私たちに恐れと悩みの中を通させます。

それは神を見出した後、すべての悩みを神に告げ、重荷を一人で負わずに、神と共に歩むためです。

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考えてみれば、毎回祈った直後に必ずスーッと気持ちがおさまらなければならないとするのなら、それは神を「自動販売機的な神様」にしてしまっているのです。

毎回「祈り」というコインを入れると必ず「平安」という商品が出る。

神という人格的存在を考えなくても、やり方と仕組みさえ覚えれば、後は人間の望むものが与えられるという意味で、これは自動販売機的神ということであり、また、神を非人格的に利用するだけのことなのです。

神はあなたの「祈り」と、それに対する神からの答えである「平安」との間に、「時間」という距離を持たせ、その間にあなたと密接な関係を結ぼうとされるのです。

そうやって、機械的関係ではなく、心と心がふれあい、結び合わされる関係で人生を生きられるように神は導いてくださるのです。

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今日も神に導かれながら、祈りつつ進んで参りましょう。

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