今日のみ言葉【No.2324】(2020年 7月27日)「キリスト教イロハ(88)『主の祈り(1)』」

「主よ、ヨハネがその弟子たちに教えたように、わたしたちにも祈ることを教えてください」
(ルカ11:1)

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キリスト教の幼稚園に行って以来教会とは縁のなかった人が、東日本大震災の大揺れの中で死を直感しました。

その時、かつて教会の幼稚園で口ずさんだ主の祈りが自然に口から出たと言います。

人は宗教の有る無しにかかわらず、祈り心を持っているものです。

その際に、キリストが教えた祈りを祈れる人は幸いです。

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今回から数回に分けて、知っているようで知らない主の祈りの意味を探っていきます。

聖書にはマタイとルカに主の祈りの原形がありますが、まずは現在の形を以下に記します。

天にまします我らの父よ。
願わくは御名をあがめさせたまえ。
御国を来たらせたまえ。
みこころの天になるごとく、
地にもなさせたまえ。
我らの日用の糧を
今日も与えたまえ。
我らに罪を犯すものを我らが赦すごとく、
我らの罪をも赦したまえ。
我らを試みにあわせず、
悪より救いいだしたまえ。
国と力と栄えとは、
限りなく汝のものなればなり。
アーメン。

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キリストの弟子の中には、アンデレやヨハネのようにバプテスマのヨハネの弟子だった人たちがいます。

彼らはイエス様に祈りを教えてくださいと頼みます。

「主よ、ヨハネがその弟子たちに教えたように、わたしたちにも祈ることを教えてください」
(ルカ11:1)

そこでイエス様は

「あなたがたはこう祈りなさい」
(マタイ6:9)

と祈りを教えられたわけですが、マタイによる福音書ではその前に

「祈る場合、異邦人のように、くどくどと祈るな」
(マタイ6:7)

と前置きをしてから教えておられます。

この「くどくどと」という言葉の意味は、「むなしく繰り返す」とか「ぺちゃくちゃしゃべる」という意味です。

イエス様が教えられた「主の祈り」とは

・誰に
・何を
・どう祈るべきか

を短くまとめた祈りのエッセンス中のエッセンスであり、主イエスが教えられたところから「主の祈り」と呼ばれています。

この祈りはまさしく祈りの手本であり、祈りの理想です。

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主の祈りに今一度目を向ける日々を送って参りましょう。

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