今日のみ言葉【No.2281】(2020年 5月29日)「ダビデの子か(4)」

2020年6月2日

from https://www.crossroadsinitiative.com

エッサイの株から一つの芽が出、その根から一つの若枝が生えて実を結び、 その上に主の霊がとどまる。
(イザヤ11:1-2)

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庭に芝生を植えて何十年と長持ちさせる秘訣は、手を抜くことだそうです。

ゴルフ場のような芝生を目指すと挫折します。

ガーデニングも同じで、手をかけなくても緑を保ってくれる低灌木が採用されるのもうなずけます。

イスラエルの灌木のひとつにエッサイという木があります。

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今日の聖句のエッサイですが、実はこれはダビデのお父さんの名前です。

日本なら、幹也(みきや)とか林太郎(りんたろう)とか弘樹(ひろき)とかになるのでしょうか。

つまり、

「エッサイの株から一つの芽が出、その根から一つの若枝が生えて実を結び、 その上に主の霊がとどまる」
(イザヤ11:1-2)

という預言をイスラエルの民が聞けば、

「ああ、エッサイの木から芽が出て伸びていくように、エッサイというお父さんからダビデが生まれ、その子孫から主の霊に満ちた救い主が誕生するのだな」

とわかるわけです。

すると次のエレミヤの預言も、ダビデの家系から救い主が生まれるのだな、とわかってきます。

「主は仰せられる、見よ、わたしがダビデのために一つの正しい枝を起す日がくる。彼は王となって世を治め、栄えて、公平と正義を世に行う」
(エレミヤ23:5)

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ダビデ王という名君からメシア(救い主)が生まれるのは、イスラエルにとってふさわしいことだと思えます。

さて、もしダビデが存命中にその救い主が生まれたとしたら、

「おお、お前がイスラエルを救ってくれるのか。しっかりやれよ」

と、おじいちゃんが孫を励ますように言ったことでしょう。

これは上位から下位への言葉かけです。

ところが、イエス様は詩篇110篇1節を引用し、

「ダビデ自身がキリストを主と呼んでいる」
(マルコ12:37)

と指摘し、子孫が自分より上だとするのはおかしいではないか、という鋭い質問を律法学者たちに発せられたのです。

これに関しては次回に続きます。

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難解な説明が続きますが、イエス様は間違いなく預言された救い主なのだという確固たる信仰の上に立って、今日の日を歩んで参りましょう。

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