今日のみ言葉【No.2002】(2019年 5月 8日)「愛されて養われる」
主は牧者のようにその群れを養い、そのかいなに小羊をいだき、そのふところに入れて携えゆき、乳を飲ませているものをやさしく導かれる。
(イザヤ40:11)
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私の生まれ故郷米沢市では、5月の今頃、南の山に残雪が白馬の騎士のように見え、
「あれは上杉謙信が川中島の合戦で武田信玄に討ちかかった時の姿だ」
ともてはやされるほどの壮観です。
ところで、市街地から見るとそれと重なるように兜山(かぶとやま)が威容を誇っていますが、近くに行ってみると、その向こうにもっと高い山々があるのがわかり、驚きます。
白馬の騎士は兜山より更に奥の山の上に位置し、そして吾妻山の峰は兜山の倍の2千m級です。
近くの山と遠くの山の山頂が重なって見えるので、同じような山と見えてしまうのです。
聖書預言に関しても同じことがあり、現在と近未来と遠未来が重なって書かれているので、それらが一度に起きるように思われてしまうのです。
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今日の聖句はなんと心安らかな情景を描いているでしょうか。
「主は牧者のようにその群れを養い、そのかいなに小羊をいだき、そのふところに入れて携えゆき、乳を飲ませているものをやさしく導かれる」
(イザヤ40:11)
これはイザヤが生きていた時代に普通に見られた羊と羊飼いの姿でもありますが、彼が預言したのはバビロン捕囚後の回復の姿であり、またさらに未来の大患難時代後のメシアが王として支配される時代のことでもあります。
イスラエルの民が自分たちの罪を悔い改め、神の御心を受け入れる方へ心の向きを変える時、神は彼らの罪を赦されます。
神が次になさるのは
「主は牧者のようにその群れを養い」
(イザヤ40:11)
と表されているような「養育」です。
それは、
「お前たちが苦労してきたのはなぜだったかわかるか?その原因は罪だ。あなたがたの生活態度が神を侮るものだったからだ。いいか、今日からそれを直すために徹底的に訓練してやる!」
などというブラックなものではありません。
神は
「主は心の砕けた者に近く、たましいの悔いくずおれた者を救われる」
(詩篇34:18)
「神の受けられるいけにえは砕けた魂です。神よ、あなたは砕けた悔いた心をかろしめられません」
(詩篇51:17)
という御方です。
神に心を寄せる者たちを、神の民にふさわしい者となるように、愛をもって養い育ててくださるのです。
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それはまず私たちをやさしく集めてくださるところから始まります。
「そのかいなに小羊をいだき、そのふところに入れて携えゆき」
そして先に恵みをいただいて成長した者が、次の世代の人々を養っていく努めを果たすことができるように
「乳を飲ませているものをやさしく導かれる」
としてくださるのです。
このようなことは段階的に行われます。
罪を悔い改めて神に立ち返ったら、すぐに神の働き人になろうとはせず、まずこの「愛され養われる養育段階」をたっぷりじっくり過ごして下さい。
その期間を経て、「神の愛を伝えたくてたまらない」「何かのお役に立ちたい」という抑えきれない思いの表れとして、伝道や愛のわざがなされていくのです。
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御言葉メール2000回記念プレゼント企画に、皆様から多くのメールが寄せられています。
どのお話にも感動させられますが、私の正直な感想は、
「よくぞこんな大変なところを通ってこられたものだ」
というものです。
人生の中で大きな試練や困難の嵐に遭遇し、そこで今までの生き方を考えさせられ、神の救いに出会った方々の証しは、映画やテレビのドラマより遥かにまさる感動大作です。
もちろんそこをすでに通り過ぎ、今はその試練が宝と変えられ、試練は昔話の一つとして平安をもって綴られる方もいらっしゃいます。
また、現在進行形で、いつまでこの試練が続くかわからないが、その渦中の今、神の平安を毎回いただいているという方もいらっしゃいます。
共通していることは、神から集められ、一日の内の僅かな時間であったとしても神の愛とやさしさに満たされ、育まれる時を重ねつつ、徐々に変えられているということです。
神の愛による人生ドラマのほんの1シーンだけでも、この御言葉メールで伝えられる日があることは私にとっても大きな祝福です。
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プレゼント企画は今週末、11日まで受け付けております。
あなたの人生に神の愛が注がれた時を振り返る良き時としてお用いいただければ幸いです。
神の愛によって養われる日々を今日も送って参りましょう。
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