今日のみ言葉【No.2231】(2020年 3月27日)「納税問題(3)」
2020年3月27日
彼らはそれを持ってきた。そこでイエスは言われた、「これは、だれの肖像、だれの記号か」。彼らは「カイザルのです」と答えた。
(マルコ12:16)
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コロナウイルス対策のため、世界各地でロックダウン(都市封鎖)が余儀なくされています。
日本では人口1千万人を越える巨大都市東京が、封鎖せずに、自主的協力だけで、しかも経済をなるべく止めることなくウイルスを抑え込もうとする壮大なチャレンジをしています。
神を信じる者も信じない者も、一致協力して行わなければならないことがあると教えているのが今日の聖書箇所です。
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イエス様は御自分を罠にかけようとする人々に命じて、ローマ銀貨を持ってこさせました。
そこにはローマ皇帝カイザルの姿が刻まれていますから、
「これは、だれの肖像、だれの記号か」
と問われれば、当然彼らは
「カイザルのです」
と答えます。
そこでイエス様は
「カイザルのものはカイザルに、神のものは神に返しなさい」
(マルコ12:17)
と言われました。
「彼らはイエスに驚嘆した」
(マルコ12:17)
とあります。
なぜでしょう?そんなに素晴らしい答なのでしょうか?
実はイエス様の答には2つの意味が含まれていました。
国民としての義務は国家に尽くし、人としての責任は神に尽くせ、ということです。
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まず最初のことだけお話ししましょう。
ここでは税金のことについての議論がなされています。
どの国でも納税は国民の義務です。
税収入によってその国の法律と社会秩序が守られ、国民は平和に生活を続けることが出来ます。
ところがその逆の働きもあり、もし個人と社会正義を無視する人物が権力の座に着くと、税金はその悪政をエスカレートさせる力になります。
そうならないように、税金は良いことのために使われるよう、神を信じる者も信じない者も共に協力し、努力をしなければなりません。
これが
「カイザルのものはカイザルに、神のものは神に返しなさい」
(マルコ12:17)
とイエス様が言われた前半の意味です。
後半は次回に譲ります。
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信仰に関係なく、人々と協力して事に当たらなければならないことがあります。
積極的に助け合う日々を送る理由はこのイエス様の言葉にあるのです。
世の光、地の塩として今日の一日も歩ませていただきましょう。
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