今日のみ言葉【No.2873】(2022年 8月 6日)「アブラハム契約の締結(4)」
そして主は彼を外に連れ出して言われた、「天を仰いで、星を数えることができるなら、数えてみなさい」。また彼に言われた、「あなたの子孫はあのようになるでしょう」。
(創世記15:5)
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肉眼で見える星の数はいくらくらいなのでしょう?
目の良い人なら6等星の明るさの星まで見えるそうです。
国立科学博物館のサイトによると、夜空には1等星から6等星までで約8600個あるそうです。
私たちは地平線の上半分しか見えないので、その半分の約4300個が限界。
さらに地平線近くは見えにくいので、見えるのはおおよそ3000個程度だろうということです。
しかし、「1つ、2つ、…」と数えていく間に夜空の星はゆっくりと動いていきますから、次々に新しい星が増えていきます。
ですから実際には、「数えられない」というのが現実の答えとなるでしょう。
アブラムはこの事実を体験しました。
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神は
「あなたの身から出る者があとつぎとなる」
(創世記15:4)
と言われ、アブラムを通して必ず子供が生まれると明言なさいました。
そして、その子孫が増え広がっていく約束をアブラムに教えるため、「主は彼を外に連れ出して」、こう言われました。
「天を仰いで、星を数えることができるなら、数えてみなさい」
(創世記15:5)
アブラムは従う人でしたから、間違いなく数え始めました。
あなたがアブラムの心境を理解したいと思うなら、今晩、あなたも星の数を全部数える作業を実行されることをお勧めします。
結論はわかっています。
数えられないほど無数にある、です。
ですから、やるだけ無駄なのです。
しかし、実際にそのことをやってみると、
「あなたの子孫はあのようになるでしょう」
(創世記15:5)
と言われた時にアブラムが味わった感動を、実感を伴って理解できるようになります。
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そのようなことを実行した記事を2013年4月13日の御言葉メールで書いているので、再掲します。
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私はかつて、旧約聖書のナアマン将軍がヨルダン川で7度身を清めた時の気持ちを知るべく、7回顔を洗ったことがあります。
ナアマンは、こんな濁ったヨルダン川で自分のらい病が治るはずがないと思っていました。
しかし彼は最終的に従い、実行に移したのです。
私の場合はささやかな洗顔ということでしたが、1回目は普通の感じ。2回目もやる気はありました。
しかし3回目を終わった時点で、
「馬鹿なことをやってるなあ。誰も見ていないんだし、やめるか」
という思いが湧いてきました。
続けて4回、5回と顔を洗う時は、
「時間の無駄だ。人生を浪費している。」
という思いとの戦いです。
6回目は勢いで、そして最後の7回目、ひどい疲労感と共に洗顔を終えました。
従順に従うということは、従い慣れていない人にとって相当のエネルギーを必要とするものだと思い知りました。
そして、
「ナアマン、大したもんだなあ」
と素直に思えたことが収穫でした。
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アブラムも最後には疲れを覚えたことでしょう。
そのような状態の時に、
「あなたの子孫はあのようになるでしょう」
(創世記15:5)
と言われたとしたら、それはどんなにか身にしみる約束となったに違いありません。
それが次のアブラムの主なる神に対する応答となり、そのことによって神は重大な聖書的真理を明らかにされます。
以下、次回に続きます。
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神の言葉に一つ一つ、従順に従う時に、神は次の一歩を示し、導いてくださいます。
神の御心を尋ね求める今日として参りましょう。
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