今日のみ言葉【No.2222】(2020年 3月16日)「キリスト教イロハ(54)『結婚』」
イエスは答えて言われた、「あなたがたはまだ読んだことがないのか。『創造者は初めから人を男と女とに造られ、そして言われた、それゆえに、人は父母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりの者は一体となるべきである』。彼らはもはや、ふたりではなく一体である。だから、神が合わせられたものを、人は離してはならない」。
(マタイ19:4-6)
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結婚を間近に控えたカップルを見ることがありますが、楽しそうであり、幸せオーラが周りに振りまかれているような感じがします。
特に女性は以前にも増して一段と輝いているように見えます。
愛する人と一緒になれるという希望がその人の美しさをさらにアップさせているのでしょう。
さて、聖書的結婚などというと堅苦しくなりますが、神様は結婚という制度をお決めになった時、どのようにお考えだったのでしょうか?
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今日の聖句は聖書の結婚観を表した箇所です。
イエス様はまず旧約聖書創世記2章24節に触れ、結婚とは一人の男性と一人の女性が全ての面において父母を離れ、一体となって歩み始めることだと言っています。
過去の日本では家と家との結婚という概念がありましたが、聖書の世界はそうではありません。
結婚とはあくまで独立した人格を持った男女が一つとなって生きることで、基本的にこれを切り離してはなりません。
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さらに聖書は、アダム(夫)に対してエバ(妻)を創造した理由を次にように語っています。
「また主なる神は言われた、『人がひとりでいるのは良くない。彼のために、ふさわしい助け手を造ろう』」
(創世記2:18)
妻は夫の助け手として創造されたというのが聖書の主張です。
これは決して男性の方が優秀で女性が劣っているとか、職業の制限を語っているのではありません。
男性が神に従い、その御心を成し遂げるための働きをし、女性がその助け手として生きる時、夫婦は最高の力を発揮するという聖書的秩序を語っているのです。
結婚における夫婦関係の教えには男女の優劣はなく、お互いがお互いを与え合い、愛し仕えねばならないことが命じられています。
「妻たる者よ。主に仕えるように自分の夫に仕えなさい」
(エペソ5:22)
「夫たる者よ。キリストが教会を愛してそのためにご自身をささげられたように、妻を愛しなさい」
(エペソ5:25)
「 いずれにしても、あなたがたは、それぞれ、自分の妻を自分自身のように愛しなさい。妻もまた夫を敬いなさい」
(エペソ5:33)
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このような意識を常に持ち続けるための秘訣は、謙遜ということです。
それは罪人の私が救われたという原点を忘れないことです。
「私のような者を選んでいただいて感謝だ」
この謙遜さを持ち続け、あそこから救われたという原点に立ち返る時を持ち続けていると、エペソ人への手紙が要求する夫と妻のあり方はクリアできます。
結婚関係の維持の土台はキリストの十字架によるゆるしなのです。
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あなたの帰るべき原点はどこですか?
今日もそこからスタートし、あふれる恵みの一日を過ごして参りましょう。
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