今日のみ言葉【No.2221】(2020年 3月11日)「涙を流す神」
彼は悩みを与えられるが、そのいつくしみが豊かなので、またあわれみをたれられる。彼は心から人の子を苦しめ悩ますことをされないからである。
(哀歌3:32-33)
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東日本大震災から今日でまる9年が経ちました。
まだまだ復興が十分でない面がありますが、被災した方々は粘り強く生きてこられました。
自分の人生計画にない出来事に遭遇し、生き方を変えなければならない時、神の愛に目を向けられる人は幸いです。
今日の聖句はそのような生き方を示す箇所です。
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哀歌はバビロン捕囚時代にエルサレム陥落を嘆いた歌です。
今日の聖句は、神様は悩みを与えられる方だと言います。
彼らが味わっていた暗黒時代、そのように感じるのは当然です。
そしてまた歴史的事実としてイスラエルは神の命令に従わず、反逆を繰り返してきたのですから、民がその罪のゆえに災いを受けるのは神の裁きだとして当然です。
哀歌の作者であるエレミヤはその両方がわかるのです。
我々は悩まされている。しかしそれは過去の罪の報いなのだから当然なのだ…、と。
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しかし、このどん詰まりの中で、
「そのいつくしみが豊かなので、またあわれみをたれられる」
(哀歌3:32)
と、神は決してイスラエルを見捨てているのではないという確信が表明されています。
これは私の想像ですが、エレミヤの心の中に、涙を流しながら民を打ちたたく主の姿が浮かんだのではないでしょうか。
神の怒りとしか思えないこの凄まじい事態の中で、愛するがゆえに泣きながら民を裁く神の姿という霊的イメージを彼は受け取ったのだと思われます。
それゆえに、哀歌のメッセージはV字逆転のように希望へと向かいます。
苦難の中で、
・神のいつくしみは豊かなのだ
・あわれみをたれられる御方だ
・主は心から人の子を苦しめ悩ますことをされない
という思いを持って神を仰ぐ人は、神の恵みが実は自分のまわりに張り巡らされ、満ちあふれていることに気づくようになるのです。
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「イエスは涙を流された」
(ヨハネ11:35)
私たちの涙を理解される御方と今日も一緒に歩んで参りましょう。
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