今日のみ言葉【No.2200】(2020年 2月14日)「信仰と祈り(4)」
2020年2月14日
そこで、あなたがたに言うが、なんでも祈り求めることは、すでにかなえられたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになるであろう。
(マルコ11:24)
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アメリカの大統領は年に1回、一般教書演説なるものを議会で行い、今後1年間の国の方針を語る場があります。
今年も政治・外交・経済の内容はニュースとして伝えられましたが、トランプ大統領が信仰について語った内容は日本のマスコミは一切報道していません。
“My administration is also defending religious liberty, and that includes the constitutional right to pray in public schools. In America, we don’t punish prayer. We don’t tear down crosses."
「私の政権も宗教の自由を擁護しており、それには公立学校で祈る憲法上の権利も含まれています。アメリカではお祈りを罰しません。十字架を取り壊すことはありません」
また、妊娠中絶法案に関して述べたところでは、
「共和党員であろうと、民主党員であろうと、無所属であろうと、すべての人間の命は神様からの神聖な贈り物であるということに全員が同意しなければなりません」
と堂々と語っています。
このような国に日本もなれるでしょうか?
神の御心は必ず成ると信じればその通りになると聖書は約束しています。
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神に祈れば何でも自分の思い通りに願いがかなう、とはまやかしの言葉です。
神の御心が成るのです。
ところが、人間には神の御心がわかりません。
神の思いはあまりにも高く、大きすぎて、人間の有限の理性ではとらえることができないからです。
そうなると祈れなくなります。
何を祈っても、どうせその通りにかないっこないと悟るからです。
しかしその点で聖書はちゃんと準備していてくれています。
祈りとは現時点での自分の願いと思いを神に申し上げることでよいのですよ、というガイダンスの御言葉があるのです。
「何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい」
(ピリピ4:6)
-*-*-*-*-*-*-
まず自分の思いを神の前にオープンにして言うことです。
「こんなことを言ったら怒られるかな…」
などという心配は無用です。
人間なら気を悪くすることもあるでしょうが、神の心は巨大ですから、そんな些細なことで感情が傷つくはずはありません。
むしろ、あなたが何も言えずに閉じこもっていることの方を神は気にかけてくださいます。
神に向かって何か言葉を発し、自分の思いを言い表すことが神にとってはこの上ない喜びとなるのです。
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次に、言い表したあなたの祈りは次々に修正されることを覚悟して下さい。
祈ったとおりに事は運ばないという現実を見るのです。
ここでいったん人間の目で見るのでなく、天の父という高い立場で神は私の祈りを見ておられるのだ、というところに思いを馳せなければなりません。
私たちの低い思いの立場からではなく、神の目から見た高い立場に自分の身を置くのです。
そうすると、最善の立場で私たちの祈りを聞きたもう神の思いというものが徐々にわかってきます。
私たちの祈りは見捨てられているのではなく、神の目から見た最善へと姿を変え、やがて最後に、
「私の祈りはかなえられた。しかも私の願いをはるかに越えた最善の形で成就された」
という結果にただただ神の前にひれ伏すようになるのです。
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そのような結果を得るためには、日常の訓練が必要です。
それは、まだ見ていないものを確信し、それを言葉に出して自分を励ます訓練です。
「信仰とは、望んでいる事がらを確信し、まだ見ていない事実を確認することである」
(ヘブル11:1)
その一例として、アメリカンフットボールのMVPに選ばれたパトリック・マホームズ選手を挙げてみましょう。
彼は24歳という若さで司令塔(クォーター・バック)を任された有能な選手であり、敬虔なクリスチャンとしても有名です。
さて、アメリカ最大のスポーツイベントはスーパー・ボウルです。
ほとんど全国民が見ると言っても過言ではないほどの盛り上がりを見せる頂上決戦で、今年、彼のチームは最終局面で10対20の劣勢に立たされました。
メンバーのミスや自分のパスが2度も相手にキャッチされるなど、失意とあきらめの顔が並ぶ中、監督は試合後のインタビューでこう証言しています。
“He kept firing."(彼は燃え続けていた)
マホームズ選手はベンチの選手一人々々に向かって
「信じるんだ!俺達はやり抜ける。この試合は伝説となって人々が永遠に語り継ぐ試合となる」
と檄を飛ばし続けたのです。
それは言葉だけの上っ面のものではありませんでした。
その証拠に、彼は正確な計算の下、相手側の鉄壁を誇るディフェンスを破るロングパスを通し、その後、何と3つのタッチダウンを奪い、最終的に31対20で逆転勝利を収めたのです。
まさに彼が信じた通りになりました。
しかし、いつもこのようにうまく行くわけではありません。
大事なことは、私たちが現在の状況にかかわらず、将来必ずなると信じて、燃え続けていることをやめないことです。
あなたが神の御心を語り続けているなら、やがてあなたのことを人々が語り続けていくようになるのです。
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信じて祈る今日を送って参りましょう。
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