今日のみ言葉【No.2503】(2021年 4月 2日)「祝福の道具としての痛み」

「主のお語りになったことが必ず成就すると信じた女は、なんとさいわいなことでしょう」
(ルカ1:45)

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赤ちゃんが生まれる前は、夫婦はもちろんそうですが、おじいちゃんおばあちゃんや周りの家族も巻き込んで、あれやこれやと準備します。

夫婦の間には不安と共に喜びがあり、その気持ちの分かち合いをすることで、より関係が深まります。

ところが、子どもが生まれるまで夫婦間に一切会話がないとしたらどうでしょう?

その不幸な状況を過ごさねばならなかったのがエリサベツとザカリヤ夫妻でした。

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夫である祭司ザカリヤは、子が与えられるという御使の知らせを100%信じることができず、子が生まれるまで口がきけない状態になりました。

妻エリサベツは、たとえ天使に出会って神のみ告げを受けたとしても、それを信じなければ何にもならないということを、言葉を失った夫を前に痛感していました。

夫の失敗によって妻の自分もその影響を被る。

彼女はその痛みを味わい、心に折り合いをつけながら、自分を保っていたのです。

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神はそのエリサベツの痛切な体験を祝福の道具として用いて下さいました。

「お言葉どおりこの身に成りますように」
(ルカ1:38)

と神を100%信じ切ったマリヤを前にして、エリサベツの心には爆発的祝福のエネルギーが満ちました。

「その子が胎内でおどった。エリサベツは聖霊に満たされ、声高く叫んで言った」
(ルカ1:41-42)

そして、不信仰ゆえの失敗を共に味わわされた彼女でなければ言えない、心からの祝福の言葉が発せられたのです。

「主のお語りになったことが必ず成就すると信じた女は、なんとさいわいなことでしょう」
(ルカ1:45)

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人生には失うことがあります。

それが物であれ、チャンスであれ、人の心であれ、自分のやったことが原因で神様から取り上げられることがあるのです。

しかし、その時に味わう痛みは、後の誰かの祝福のために神様が用いてくださることを覚えましょう。

神の御心から逸れた自分を発見したなら、その時は心を神に向け直すのです。

もちろん、遠回りの労力は支払わなければなりません。

しかし、心が神に立ち返った人を神は見捨てることはなさらず、かえってその失敗を祝福の源として用いて下さるのです。

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神に心を向け直す今日となりますように…。

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