今日のみ言葉【No.2133】(2019年10月31日)「キリスト教イロハ(26)『音楽』」

2019年10月31日

その弟の名はユバルといった。彼は琴や笛を執るすべての者の先祖となった。
(創世記4:21)

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私は若い時は甘く切ないショパンのピアノ曲を好んで聞いていましたが、中年以降はバッハを聞くようになりました。

音楽に関しては全くの素人の私ですが、いろいろな演奏を聞いていると、やはりバッハは違うなあと感じます。

作曲家の内から湧きいでる感性を曲にしたのと、最初から「神への捧げもの」として作曲されたものとでは、どうしても質が違うと感じられるのです。

音楽が神への礼拝のために用いられる時、より深い意味を表すようになるのではないでしょうか。

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教会音楽と言えばオルガンの音色が思い浮かびますが、オルガンが礼拝に用いられるようになったのは16世紀頃からです。

カトリック教会ではオルガン・ミサ曲や前奏曲があり、プロテスタント教会のオルガン音楽はバッハによって集大成されたと言われています。

では最初からオルガンがあったのかというとそうではなく、聖書で最初に見られる音楽に関する記事は

「その弟の名はユバルといった。彼は琴や笛を執るすべての者の先祖となった」
(創世記4:21)

というものです。

ユバルという人が弦楽器、吹奏楽器を用い、時代が進むにつれ、打楽器や他の楽器が礼拝や宗教儀式に用いられました。

「あなたはその所へ行って、町にはいる時、立琴、手鼓、笛、琴を執る人々を先に行かせて、預言しながら高き所から降りてくる一群の預言者に会うでしょう」
(サムエル記上10:5)

「こうしてイスラエルは皆、声をあげ、角笛を吹きならし、ラッパと、シンバルと、立琴と琴をもって打ちはやして主の契約の箱をかき上った。」
(歴代志上15:28)

ダビデは音楽に加えてダンスで主を讃美する心を表しました。

「ダビデとイスラエルの全家は琴と立琴と手鼓と鈴とシンバルとをもって歌をうたい、力をきわめて、主の前に踊った」
(サムエル記下6:5)

このように様々な音楽様式で神を讃美することは良いことなのです。

そして、祈りやメッセージ等の言語的表現だけが全てではなく、音楽やダンス等の非言語的表現でも神を讃美し交わりを持つことを、神は望んでおられます。

「正しき者よ、主によって喜べ、さんびは直き者にふさわしい。琴をもって主をさんびせよ、十弦の立琴をもって主をほめたたえよ。新しい歌を主にむかって歌い、喜びの声をあげて巧みに琴をかきならせ」
(詩篇33:1-3)

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あなたは今日、どんな音楽を聞きますか。

あるいは、どんな音楽を奏でますか。

現代はCDでも、また特にインターネットを通してキリスト教音楽の素晴らしさを味わえる時代です。

試しにあなたのスマホやパソコンで

「讃美歌(hymn)」
「ゴスペル(gospel)」
「ワーシップ(worship)」
「プレイズ(praise)」
「バッハ(J.S.Bach)]

などのキーワードを入れて検索してみて下さい。

英語も書いたのは、そのほうが全世界的に検索範囲が広がり、グッと曲数が増えるからです。

そこであなたの感性にピッタリ会う音楽を見つけ出せたら幸いです。

一日中その音楽に浸りながら、神と共にいることを感じる時間を過ごすことができるでしょう。

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今日の一日が神への讃美で埋め尽くされる時となりますように…。

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