今日のみ言葉【No.977】(2015年 2月10日)

主は心の打ち砕かれた者をいやし、その傷を包まれる。
(詩篇147:3)

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ファストフードのお店にいた高校生カップルのお話。

少し性格のキツそうな女子高生の所に、彼氏が二人分の注文を持ってきました。

彼女が

「遅い!お婆ちゃんになっちゃうじゃん!!」

と喧嘩になりそうな言葉を言うと、彼氏は

「へぇ、お婆ちゃんになっても待っててくれるんだ!」

と嬉しそうな返事。

彼女は

「バカじゃないの…」

と恥かしそうにうつむきました。

一触即発かと思われた次の瞬間の平和感。

ツイッターで流れていた青春のヒトコマです。

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詩篇第147篇は、平和が回復された後の祝福と喜びを詠った詩です。

古代イスラエルの歴史を見ると、ダビデ王時代の全盛期、ソロモン王の死後の王国の分裂、内乱、そしてアッスリヤ・バビロニアによって滅ぼされます。

バビロン補囚後、数十年を経てエルサレムに帰還し、多くの妨害の後、城壁が完成し、

「主はあなたの門の貫の木を堅くし、あなたのうちにいる子らを祝福される」
(詩篇147:13)

とあるように、城門の貫の木がおろされ、安心して暮らせるようになりました。

人生には様々な戦いがありますが、戦いはいつか終わるのです。

そして、

「主は心の打ち砕かれた者をいやし、その傷を包まれる。」
(詩篇147:3)

という御言葉を実感できる平和の時が必ずやって来ます。

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ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサに対して、全ての人が賞賛したわけではありません。

「あなたのしていることは大海の一滴ですね」

という批判のされ方をしたこともあります。

つまり、何千万・何億人が貧困と飢餓にあえぐ現実の中で、そんな僅かの人を救っても焼け石に水ではないか、という意味です。

マザーの答はこうです。

「わたしたちのしていることは、大海の一滴に過ぎません。ですが、もしこれをするのをやめれば、大海は一滴分小さくなるでしょう。」

そして、

「大切なことはどれだけのことを成し遂げたかということではなく、小さなことにどれだけの愛を込めたかということです」

とだけ答えて、また元の働きに戻って行きました。

平和の人だからこそ言える言葉だと思います。

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心癒され、平和の人として用いられる一日として参りましょう。

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