今日のみ言葉【No.3361】(2024年 5月22日)「王の給仕役と料理役(2)」
彼らは言った、「わたしたちは夢を見ましたが、解いてくれる者がいません」。ヨセフは彼らに言った、「解くことは神によるのではありませんか。どうぞ、わたしに話してください」。
(創世記40:8)
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「社長室の時計が止まっている会社は儲かっていない」
ある凄腕経営コンサルタントの言葉です。
お金を稼ぐにはお客様のニードに敏感になっていなければなりません。
それは、顧客の気持ちを読み取り、人が喜ぶ商品やサービスを開発したり、というようなことです。
しかし、時計が止まっていても気がつかない、あるいは気づいても対処していない会社にそんなことができるでしょうか?
ヨセフはその点、王の給仕役と料理役の様子がおかしいのを敏感に読み取り、職務を越えて彼らの困りごとの助けとなろうとしました。
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獄に入れられた王の給仕役と料理役の二人は、ある晩、同時に夢を見ました。
彼らは
「彼らは悲しみに沈んでいた」
(創世記40:6)
とあります。
なぜなら、見た夢の意味がわからなかったからです。
現代の私たちも夢を見ますが、その夢の意味は大概わからないものです。
彼らがわからないままで済ませることができなかったのは、その当時のエジプトには夢占い師がいて、見た夢の解き明かしをしてくれるのが当たり前だったからです。
それが
「わたしたちは夢を見ましたが、解いてくれる者がいません」
(創世記40:8)
ということです。
そこでヨセフは彼らにこう申し出ました。
「解くことは神によるのではありませんか。どうぞ、わたしに話してください」
(創世記40:8)
彼はかつて2つの夢を見、そのことで兄弟たちの不興を買い、とうとうエジプトに奴隷として売り飛ばされたという苦い体験を持っています。
そこで、
「解くことは神によるのではありませんか」
と神に栄光を帰し、夢の解き明かしを自分の手柄としない態度を取っています。
と同時に、
「どうぞ、わたしに話してください」
と、彼らのニードを満たそうとして寄り添います。
ヨセフが人々の信頼を得ていったのは、どんな境遇においても、神を忘れず、そして、人々の困りごとに答えていこうとする態度があったからに他ありません。
さて、彼はどのような解き明かしをしたのでしょうか?
以下、次回に続きます。
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人々のニードに気づき、それを満たそうとする。
その人の傷を見い出し、癒やそうとする。
そのような人生に神は伴い、神の力を現して下さいます。
周りの人々の状態に心を配り、必要を満たそうとする一日として参りましょう。
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