今日のみ言葉【No.2109】(2019年10月 1日)「神の国問答(1)」
2019年10月1日
幼な子らをわたしの所に来るままにしておきなさい。止めてはならない。神の国はこのような者の国である。
(マルコ10:14)
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「都市鉱山」という言葉をご存知ですか?
もう使わなくなった古い携帯電話やパソコン等の小型家電の中に入っている金属類のことです。
これらを回収して、そこから抽出される金・銀・銅で東京オリンピックのメダル全てをまかなおうというプロジェクトが無事完了したそうです。
来年、アスリートの胸に輝く5千個のメダルは全部この都市鉱山から出た材料で作られます。
この壮大なリサイクル計画が成功したのは、資源を再利用して持続可能な社会を作るという目的が明確で、それが人々の共感を呼び、協力する人が続々と現れたからでしょう。
日本は良い国になったものです。
さて、聖書が明かす神の国とはどんなものなのでしょう?
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イエス様は
「幼な子らをわたしの所に来るままにしておきなさい。止めてはならない。神の国はこのような者の国である」
(マルコ10:14)
とおっしゃいました。
そうすると、神の国には大人はダメで、子供しか入れないのでしょうか?
実はこの言葉が語られる前の時点で、
「イエスにさわっていただくために、人々が幼な子らをみもとに連れてきた」
(マルコ10:13)
という出来事があり、その際に弟子たちが子供を連れてきた人たちをたしなめ、叱ったのです。
弟子たちが何と言ったかは聖書には書いてありませんが、
「先生はお忙しいんだ。子供なんか連れてきちゃダメだよ。大事なお仕事の邪魔になる」
とでも言って追っ払おうとしたのでしょう。
当時のユダヤでは子供は数に入らない存在であり、また、弟子たちの目は自分たちの将来の出世の方に向いていましたから、子供がやって来ても何の益にもならないと考えたのでしょう。
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それを見たイエス様が
「ああ、私は良い弟子を持ったものだ。これで煩わしい子供たちから解放される」
と言って、後で弟子たちをほめた…、などとは書いてありません。
「それを見てイエスは憤り」
(マルコ10:14)
と書いてあります。
つまり、イエス様は弟子たちに対して猛烈に怒ったのです。
そして、
「幼な子らをわたしの所に来るままにしておきなさい。止めてはならない。神の国はこのような者の国である」
(マルコ10:14)
と神の国とはどのようなものなのかを明かしてくださったのです。
(以下、次回に続きます)
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役に立たないものとして見向きもされなかった古い携帯電話がオリンピックの金メダルになるように、私たちの内にある信仰を神様は見て下さり、神の子として下さいます。
神様に回収され、イエス・キリストを通して栄光ある人生が与えられていることを思い、今日の一日を感謝を持って過ごして参りましょう。
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