今日のみ言葉(2012年 1月16日)【No.219】
「行って、『天国が近づいた』と宣べ伝えよ。」
(マタイ10:7)
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今日の聖句で注目すべき点は、神に近づきなさい、と言っているのではないところです。
私たちが努力して天国に近づくのではなく、天国の方から近づいてきて下さったというのです。
神の恵みや平安を求めなさいと聖書は勧めますが、それは恵みの方が近づいて下さったからです。
ここが聖書の福音理解の肝となります。
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神の国は手を伸ばせば触れられる所まで来ています。
私たちがすべきことは、その恵みを「宣べ伝えよ」という命令に素直にお従いすることです。
それは特別なことでも難しいことでもありません。
神と人との間のパイプ役となることです。
パイプに必要なことは、その中に何も詰めないこと。
空っぽにして通り良き管となることに気を使っていればよいのです。
それは、あれこれ考えたり心配したりすることではなく、
「必要なことはみな神様が備えて下さる」
という単純な信仰で今日一日を生きるということです。
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アメリカで、両腕のない赤ちゃんが誕生しました。どのような生涯がその前に広がっているのでしょうか。
彼女の名前はジェシカ・コックス。今やアメリカ初の足だけで操縦する飛行機のパイロットです。また、米国テコンドー協会で、両腕がない人で初めての黒帯となりました。
Youtube動画
頑張ればなんでもできる、というストーリーを強調しているのではありません。
ジェシカさんによると、成功とは、必ずしも飛行機を操縦したり、テコンドーで黒帯を取ることではなく、神さまと共に歩む信仰の旅路なのだといいます。
健常者と異なることから来る心理的、精神的な問題はやはりあります。
しかし彼女はそれを神さまにお委ねしました。
そして
「神にすべてをお委ねし、他者と違っているという事実を、神のご栄光を表す機会として、用いていただけたのです。」
と語っておられます。
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神に人生をゆだねる時に、私たちは恵みの管として用いられます。
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