今日のみ言葉【No.2093】(2019年 9月10日)「弟子たちへの教訓(4)」
2019年9月10日
また、わたしを信じるこれらの小さい者のひとりをつまずかせる者は、大きなひきうすを首にかけられて海に投げ込まれた方が、はるかによい。
(マルコ9:42)
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NHKの自律神経セルフケア術という番組で、小林弘幸医師(順天堂大学医学部)が
「イライラの原因はジコチューです」
と言い切っておられました。
自分の思い通りに事が進まない時、自己中心で物を考える人にイライラ感が生じるというのです。
ではそのイライラを解消するにはどうしたら良いのか、という話になり、元プロボクサー世界チャンピオンの内藤大助さんが、
「怒って少しでも発散すること」
と答えられましたが、実はそれは全く逆効果だと小林先生はおっしゃいます。
怒る → 血圧が上がる → 血流が悪くなる → 身体に害になる
ですから、イライラした時に怒ってはいけません。自分の体を痛め、損するだけなのです。
さてクリスチャンの場合、それに加えて、
「イライラしているのは今の私が自己中心に考えているからだ。神中心の見方に変えなければならない。何か神様の御計画があり、私にはわからない御心があるのだ」
と心の方向転換をする修練を積まなければなりません。
その神様の深い御心が今日の聖句に現れています。
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今日の聖句は前回とは全く対照的な言葉です。
前回の41節では、神を信じる者に良くしてくれた人には、わずか水一杯ほどの小さな善行でも覚えられ、神は報いてくださるということでした。
しかし今回の42節では、
「また、わたしを信じるこれらの小さい者のひとりをつまずかせる者は、大きなひきうすを首にかけられて海に投げ込まれた方が、はるかによい」
(マルコ9:42)
となっています。
この世において、キリスト信者の信仰を妨害し、いちゃもんをつけ、その信仰につまずきを与えるような人がいたら、その人は
「大きなひきうすを首にかけられて海に投げ込まれた方が、はるかによい」
と神は考えておられるというのです。
クリスチャンに対して良いことをした人には必ず良き報いを与える神であるゆえに、クリスチャンに対して悪行をした人には、善行に対する報いと同じように厳しい裁きを下す。しかもそれは相当ひどいものだ、ということです。
クリスチャンはこのような神の真意を知ることが必要です。
なぜなら、この神の御心を知った時に、敵をゆるす精神と平安が心の中に生まれてくるからです。
「それほどまでに神様が思ってくださるのなら、私はもうこれ以上相手を恨む必要はない」
「自分がやろうとする以上のことを神が報復してくださるのだから、私は無理に仕返しをしなくてもよい」
「神が思っていてくださるだけで十分だ」
と思えるようになるのです。
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復讐は神様にお任せしましょう。
聖書にこう書いてあります。
「愛する者たちよ。自分で復讐をしないで、むしろ、神の怒りに任せなさい。なぜなら、『主が言われる。復讐はわたしのすることである。わたし自身が報復する』と書いてあるからである」
(ローマ12:19)
今日もイライラから解放され、軽やかに生きる一日として参りましょう。
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