今日のみ言葉【No.1331】(2016年 7月16日) 016 「パリサイ人シモンと香油を塗った女」(3)

しかし、イエスは女にむかって言われた、「あなたの信仰があなたを救ったのです。安心して行きなさい」。
(ルカ7:50)

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ある高校のサッカー部が大会で優勝しました。

コーチは「自分の指導方法を変えた成果だ」と考えましたが、一応生徒たちに質問してみました。

「優勝できたのはなぜだと思う?」

すると、生徒は皆それぞれ自分が思う勝因を語り出し、コーチの指導方法が変わったからだと言った生徒は一人もいませんでした。

中には、「大会1週間前から納豆を食べ始めたことです!」と答えた部員もいました。

コーチはがっかりしたでしょうか?

いいえ、彼はむしろ喜びました。

なぜなら、彼らが出した答えは、一生の宝物として残るからです。

たとえば、納豆を食べ始めた生徒は、自分の食生活を変え、体調管理をすることで実力を発揮することができたと強く印象づけられたからそう答えたのです。

今後、彼は何か大きなことを前にした時、誰に言われなくても、まず自分の体調管理に努めることでしょう。

コーチは、自分がいなくなっても、この子たちは成長していけると確信し、自分の指導方法に満足したそうです。

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イエス様がこの女に残された

「あなたの信仰があなたを救ったのです。安心して行きなさい」
(ルカ7:50)

も、サッカー部の生徒さんと同じように、彼女の心の中の一生の宝物となりました。

イエス様は、「私があなたを救った」とはおっしゃいませんでした。

女が持っているイエス様に対する信仰が自分自身を救い、彼女の生活を劇的に変え、そしてそれが今のあなたを救い続けている、と言われたのです。

やがてキリストは昇天し、人々の前から姿を消します。

肉体の形を取ったキリストがいなくなっても、彼女を救い続けていく力。

それを与えたのがこのキリストの言葉だったのです。

私たちも人間の姿を取ったイエス・キリストに直接出会うことはできませんが、信仰によって救いを得、信仰を通してキリストと出会う人生を送っているのです。

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T姉は離婚という出来事を通して神様を信じ、クリスチャンとなられました。

お子さん二人との3人家族で再スタートされましたが、息子さんが反抗期に入り、

「何で母さんは離婚したんだ。僕はこんな生活は嫌だ」

とチクチクと言われ続け、心身共に消耗する日々が続きました。

彼が高校生になったある日、T姉が帰ってくると、玄関に女の子の靴が…。

何度も息子の部屋にお茶を持って行くと、「母さん、何しに来たの!」とジロリとにらまれます。

「私のこの気持ちは何?嫉妬?怒り?支配?」

T姉は自分でも自分がわからなくなり、教会の友人に話を聞いてもらいました。

そこで教えられたことは、どうしたらいいかという直接の答を求めることではなく、自分の思いを祈りに変える、ということでした。

つまり、信仰を通して神と出会うということです。

自分の不安や心配をいつの間にか息子に受け入れさせていて、息子はそれに反発するようになったこと。

それは自立の現れであり、むしろ良いこと。

子供に無意識に依存していた自分こそ自立しなければならない時期に来ている。

彼女は続く何年間かを祈りに費やしました。

そのように変化したお母さんを踏み台にして、お子さんたちは見事に家庭から飛び立って行かれました。

祈りを通して毎日神様と顔を合わせ続けたT姉に対して神様がくださった最高の恵みです。

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「あなたの信仰があなたを救ったのです。安心して行きなさい」
(ルカ7:50)

との御言葉を今日も聞き続ける一日として参りましょう。

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