今日のみ言葉【No.2084】(2019年 8月30日)「弟子たちへの教訓(1)」

2019年8月30日

ヨハネがイエスに言った、「先生、わたしたちについてこない者が、あなたの名を使って悪霊を追い出しているのを見ましたが、その人はわたしたちについてこなかったので、やめさせました」。
(マルコ9:38)

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私たちの教会の礼拝プログラムの中に、讃美歌やゴスペルソングを歌ったり、キリスト教音楽を演奏したりする特別讃美の時があります。

不思議です。

特別に音楽の勉強をした専門家の人より、声も途切れ途切れになるような、普通は不出来だとされる人の讃美が会衆を感動させることがあります。

「これは権勢によらず、能力によらず、わたしの霊によるのである」
(ゼカリヤ4:6)

の御言葉を思い出します。

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神への信頼があるところで神はその御業をなしてくださいます。

弟子のヨハネがイエス様にこう言いました。

「先生、わたしたちについてこない者が、あなたの名を使って悪霊を追い出しているのを見ました」
(マルコ9:38)

イエス様一行とは別のグループの人たちでしたが、イエス様を信じ、イエス様の御名を使って神の国の力をもたらしていたという報告です。

何と素晴らしいことではないでしょうか。

ところがヨハネは

「その人はわたしたちについてこなかったので、やめさせました」
(マルコ9:38)

と、わざわざその信仰の行為をストップさせたというのです。

こんな神の御心に反するような偏狭な態度を示したのはなぜでしょうか?

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実はさらにその前、イエス様が変貌山から下りてきた時、麓で彼らが体験した出来事を思い出して下さい。

弟子たちは口をきけなくする悪霊につかれていた息子から霊を追い出すことができませんでした。

彼らは自分たちの不信仰、イエス様への信頼不足を身にしみて感じさせられました。

ところが、弟子たちにはできなかった悪霊の追い出しを見事にやっている人たちを見たのです。

この別のグループの人たちには明らかに信仰がありました。

だから悪霊を追い出せたのです。

本来ならヨハネは謙遜になってその人たちから教えを請い、自分の信仰不足を悔い改めて、鍛え直さなければなりません。

しかし彼はその現実を見たくなかったのです。

自分たちはイエス様の「側近」「直弟子」「正統派」のはずです。

ですから、それを振りかざし、彼らの行為をやめさせ、自分の不信仰という面を直視しなくて済むようにしたのです。

これはヨハネの嫉妬から来る職権乱用です。

彼はそうやって、自分で自分の成長を阻んでいることを知りません。

このような弟子に対して、イエス様はどのように向き合われたのでしょう?

それは次回以降に譲ります。

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私たちは自分のことが見えなくても、イエス様には見えています。

この私に関わって下さるイエス様がいることを覚える今日として参りましょう。

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