今日のみ言葉【No.561】(2013年 5月 7日)
あなたがたのひとりは、千人を追い払うことができるであろう。
(ヨシュア記23:10)
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エンディングノートなるものが書店や文房具店で販売されている時代です。
人生の終わりに、自分に関する様々な希望を書き留めておくノートのことです。
人間は死の直前の最後の最後まで自分でいられるものと思いこんでいますが、現実を見るとそのような人は少数です。
突然、体がいうことをきかなくなったり、意思疎通能力が失われたりした時、どのような介護を望むか、延命処置は望むか望まないか、そして葬儀はどのようにしてもらいたいか、などを書き留めておきます。
自分もそれによって安心しますが、家族の負担も減らすことができます。
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23章はヨシュアの遺言です。
と言ってもエンディングノート的な自分に関することではなく、今後のイスラエルに関しての言葉です。
「あなたがたのひとりは、千人を追い払うことができるであろう。」
何という力強い励ましでしょうか。千人力(せんにんりき)という言葉通りです。
ただしこれはイスラエルの我力が他民族より千倍まさる、ということではありません。
この聖句の後半に、
「あなたがたの神、主が約束されたように、みずからあなたがたのために戦われるからである。」
とある通り、神が共におられるからです。
それゆえ、イスラエルに必要なことは、
「ただ、今日までしてきたように、あなたがたの神、主につき従わなければならない。」
(ヨシュア記23:8)
ということでした。
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主につき従う時のポイントは、
「私は何をすべきか」
と考える前に、
「私は今どこに立っているか」
を確認することです。
神の下に立っている時は、自分が何をなさずとも御言葉通りの千人力です。
自分が今日、どこに立っているか、目を覚まして見なければなりません。
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高層ビルが建ち並ぶニューヨークのマンハッタン地区は、一枚の巨大な岩盤の上にあります。
その面積はJR山手線の内側とほぼ同じです。
こんな巨大な一枚岩を土台としているのですから、ビルは動きようがありません。
一方、日本は地震国ですから、高層ビルには徹底的な耐震構造を施し、地震対策をとらなければなりません。
それでも、人間の想定を超えたマグニチュードの地震が起きる可能性は否定できません。
「何をすべきか」から解放される秘訣は、自分が「どこに立っているか」を明確にすることです。
そして、堅固な土台の上に立つこと、これが千人力を得る秘訣です。
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今日何をしようかとあたふたする前に、自分はどこに立っているかを考えましょう。
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