今日のみ言葉【No.1969】(2019年 3月22日)「エパタ(開けよ!)(5)」

2019年3月22日

すると彼の耳が開け、
(マルコ7:35)

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依存症という心の病気があります。

アルコール依存症、ギャンブル依存症。

つまり、酒がなくては生きていけない、ギャンブルに浸って現実を忘れることで生きるエネルギーを得ている等の症状です。

人間関係の依存症もあります。

常に誰かのことが頭の中から離れず、その人のことを心配していないとやっていられない。

そして、その人のために本来の自分の優先順位を常に犠牲にしているなら、病的と言わねばなりません。

依存するなら神に依存するべきです。

人間は神により頼んで生きる時、最も健全な生き方が出来るようにデザインされています。

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周りの人々から愛されてきたこの人ですが、過度にならなければ人に依存して生きることは良いことです。

ただし、いよいよその時期から次の段階へと移る時が来たのです。

それは、他者に依存せねば生きていけないという段階から自由になり、自立して生活できるようになることです。

そうなれば、今度は周囲の人々に助けてもらうことを選ぶことも、またそれをお断りして自分の力でやる選択も、両方できるようになります。

これが「真に自由に生きている」ということです。

ただし、人間は神に依存してこそ本当の意味で自立できるのです。

イエス・キリストは彼の耳を開く奇跡をなさいましたが、そのことによって

「神が私の人生を握っておられる。この方の言葉を聞き、それに従っていこう」

という生き方へと彼を導かれました。

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大学入試センター試験の当日、お子さんを会場に送り、そのまま礼拝に来たお母さんがおられました。

彼女の頭の中は、お子さんのことでいっぱいで、ボーッとした表情です。

「大丈夫だろうか。きちんと問題を解いているだろうか。焦って失敗するのではないだろうか…」

しかし、礼拝説教で語られた神に依存する人生の話を聞いているうちに、心が定まってきました。

「そうだ、子供には子供の人生がある。私は我が子を握っていたからこんなに気持ちが振り回されていたのだ。いつの間にか子供に依存しているとはこういうことか!」

「神様、うちの子をあなたにゆだねます。入学試験がどんな結果になろうと、それを感謝して受け、後はその中に飛び込んでいきます」

そう心が決まり、彼女はすっきりした表情で教会を後にしました。

神に依存して生きるとはこういうことです。

イエス様は私たちの心の耳を開いて下さり、信頼せよと語りかけ、私たちを真の自由へと導いてくださるのです。

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イエス・キリストに耳を開けていただく今日として参りましょう。

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