今日のみ言葉【No.1948】(2019年 2月25日)「聖書とは何か(6)」

2019年2月25日

あなたのみ言葉はいかにわがあごに甘いことでしょう。蜜にまさってわが口に甘いのです。
(詩篇119:103)

——————

昔のユダヤの家庭では、子供たちに聖書を読ませるため、片一方に蜂蜜を塗った紙片を聖書に挟み、

「ここまで読んだらご褒美に舐めていい」

としたそうです。

甘いものが乏しい昔の時代ですから、子供たちは一生懸命読みました。

このようにして、聖書を読むことと蜜の甘い味覚が脳の中で混合し、「神の言葉は甘い」という聖書に対する良いイメージを親は作り上げようとしたのです。

これを現代的に応用したクリスチャンのおばあちゃんがおられました。

お孫さんたちに、

「あなたたち、聖書全巻通読したら、ご褒美に1万円あげるわよ」

と言ったので、彼らは競って聖書を読み、とうとう最後まで読み、全員1万円をゲットしました!

お金で釣るとは何事かとお思いですか?

私はこれは素晴らしい投資だと思います。

1万円がその子のこれからの人生で何十倍、何千倍に膨らむどころか、永遠の命の祝福をいただけるのですから!

神の言葉である聖書は、その人の財産となるように何としても残してあげたいものです。

-*-*-*-*-*-*-

聖書は神の御子イエス・キリストの言葉が一貫して収められているゆえに神の言葉なのだと述べてまいりましたが、その他にも代表的な理由を3つ挙げてみましょう。

第2番目の理由は、聖書は神の霊感を受けて書かれたゆえに神の言葉であると聖書自身が証言しているからです。

「聖書は、すべて神の霊感を受けて書かれたものであって、人を教え、戒め、正しくし、義に導くのに有益である」
(第2テモテ3:16)

-*-*-*-*-*-*-

また第3番目には、教会の存在が挙げられます。

2000年間、聖書を神の言葉と信じ、存在し続けた集団があるということだけでも驚異的なことです。

最近の例では、20世紀にロシア革命が起こり、無神論を奉じるソビエト連邦が樹立されると、ロシア正教は過酷な迫害の年月を送りました。

しかし社会主義国家のソ連が崩壊し、キリスト教はロシア国内で死に絶えたかと思われましたが、国民の中で生き残り、聖書を神の言葉と信じ、キリストを信じるクリスチャンたちが多数いることがわかりました。

ちなみに、ソ連崩壊のきっかけとなったペレストロイカを主導したゴルバチョフ書記長が、自分は洗礼を受けたクリスチャンだと西側諸国に明らかにしたところから冷戦が終了し、核軍縮交渉が始まったという事実があります。

-*-*-*-*-*-*-

そして4つ目には、聖書を神の言葉と信じた時、その人の生涯が180度の転換をし、新しく生まれ変わるのを見るからです。

これは現在でも、全世界でもその実例があふれています。

ここに聖書がまさしく神の言葉である理由が存在します。

自殺寸前から聖書の言葉を思い出し、ライオン歯磨きを創業した小林富次郎。

お金儲けを目指していた人が、

「たとい人が全世界をもうけても、自分の命を損したら、なんの得になろうか」
(マタイ16:26)

の御言葉に出会い、一転して牧師になった人。

寝たきり老人と慢性病の患者さんを「ベッドふさぎ」としか見えなかった医師が、神が造られた尊い命だとガラリと視点が変えられ、ターミナルケアへとその後の医師人生を変えた例…。

聖書を通して人の人生は神の御心の方向へと変えられるのです。

-*-*-*-*-*-*-

聖書は信頼するに値する書です。

今日も神の御言葉を一つ一つ蓄え、宝物を増やす一日として参りましょう。

-*-*-*-*-*-*-
-*-*-*-*-*-*-

□ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ □
■メールマガジン「今日のみ言葉」
■発行責任者:山形ジョイフルチャーチ 丸山芳浩
■ご意見ご感想は、maruyama@mikotoba.orgまでどうぞ
■Webサイト  https://mikotoba.org

■御言葉メールの申込、停止は全て自動でなされます。下記メールアドレスに件名も本文も無い空メールを送信して下さい。
・御言葉メールをお申し込みになりたい方は
→ reg@mikotoba.org
(仮登録メールが送られますので、その中のリンクをクリックして本登録となります)
・御言葉メールを停止したい方は
→ del@mikotoba.org