今日のみ言葉【No.2031】(2019年 6月11日)「弟子の資格(3)」
2019年6月11日
自分の十字架を負うて、
(マルコ8:34)
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「筋トレで 古希を迎える 女の古」(英子さん 69歳)
40代以上の方が8割の女性向けフィットネスクラブに通う方の川柳です。
「女の子」でなく「女の古」としているところにほのぼのとしたユーモアを感じます。
自ら課題を見つけて筋肉トレーニングに励むとは、現代日本女性強しです!
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キリストの弟子たちの「筋トレ」は十字架を負うことです。
この場合の十字架とは比喩的表現ですから、教会に行ったらみんな十字架をヨイショと背負っている光景が見られるわけではありません。
これはキリストに従う時の重荷です。
強制でも義務でもなく、自分から負っていこう、払っていこうとする犠牲です。
誰でも重荷は下ろしたいと思っているのに、そんなことをするなんて不思議だとは思いませんか?
イエス様が
「すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう」
(マタイ11:28)
と言っているにもかかわらず、弟子として従っていきたいという気持が起こされる時、人は進んで十字架を取り、負おうとするのです。
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それは、古い自分から新しい自分へと生き方が変わるからです。
誰でもイエス・キリストのことを思い、深く心に考えていくと、自分がいかに自分中心でしか物事を動かそうとしないことに気づきます。
「それは誰でもそうだ。人間とはそういうものだ」
という言い訳は成り立ちますが、キリストに近づき、救い主の人格に触れていくと、そういう自分がだんだん恥ずかしく思われてくるのです。
そして、いつの間にか、古い自分を捨てて、新しい自分として生きていきたいという思いになります。
その時に負わなければならない重荷が「十字架」という言葉で表現されているのです。
クリスチャンの場合、これは負わされる重荷ではなく、喜んで行う筋トレです。
負荷はかかりますが、辛いというより、これでさらに神の子としてふさわしい人物になれるという喜びとキリストへの愛がまさるので、生き生きと十字架を負っていくことができるのです。
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S子さんは家庭の事情で親の看病を続けながら、保育士になる夢をあきらめませんでした。
自分のこと以外のために労する時間の合間、僅かな時間をも無駄にせず勉強に励み、忙しい日々を送っていました。
ようやく夢叶い、就活の段になり、仕事先の候補として教会系の幼稚園を紹介されました。
「あそこへ行くには、まず日曜日の礼拝から出席しなさい」
というアドバイスを受け、生まれて初めて礼拝に出席した時の彼女の印象は、
「世の中に、こんなに暇を持て余している人たちがいるのか…」
というものでした。
1分1秒も無駄にできないと考えていた彼女にとって、全く異質の世界だったのです。
苦労を積んだ人ほど神の愛がしみ渡ります。
S子さんはその幼稚園に採用され、礼拝に参加するうちに神に心とらえられ、洗礼を受けてクリスチャンとなられました。
その後の彼女は、自分の重荷だけでなく、人の重荷まで背負おうとするほどの愛の人として毎日を送っておられます。
もちろん十字架を負おうとする時にひるむこともありますが、その先の喜びが見えるのと、神の導きがあることを信じておられるので、安心してその十字架を負っていけるのです。
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十字架の先にある喜びを先取りし、今日の重荷を負わせていただきましょう。
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