今日のみ言葉【No.2351】(2020年 9月 7日)「キリスト教イロハ(94)『主の祈り(10)』」
主なる神はその人に命じて言われた、「あなたは園のどの木からでも心のままに取って食べてよろしい。
(創世記2:16)
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「山形県民は雑草を食べている」
テレビ番組「秘密のケンミンSHOW」で有名になった食材は、和名「スベリヒユ」という植物で、私の故郷米沢では「ひょう」と呼ばれます。
確かに畑の隅や土手、道路の端っこでしぶとく生えていますから、雑草と言われれば雑草です。
しかし、真夏におひたしとして辛子醤油をかけて食べれば、その生命力が乗り移ったような爽快な味が楽しめます。
神様は様々な食材を用意して私たちの命を保ってくださるのです。
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「我らの日用の糧を今日も与えたまえ」と祈るのなら、必要なもの一切を備え、私たちに与えようとされる神の大きな御心を知っておきましょう。
神の基本的御心は、最初の人アダムに示されています。
「あなたは園のどの木からでも心のままに取って食べてよろしい」
(創世記2:16)
人間に罪が入る以前の状態は、この御言葉のように「日用の糧」は豊富に用意され、安心して自由に食べることができると保証されていました。
これが「食」に対する神の基本的御心です。
人間が食べることに関して何の心配もすることがないように、神はこの世界を創造されたのです。
しかし人間は、
「善悪を知る木からは取って食べてはならない」
(創世記2:17)
という神の制限を破ってしまいました。
これは神の命令に従わないことですから、神に対する反逆です。
「罪」とはこのことです。
罪を犯して後は、
「あなたは一生、苦しんで地から食物を取る、…、あなたは野の草を食べる、…、あなたは顔に汗してパンを食べ、ついに土に帰る」
(創世記3:17、18、19)
となりました。
人間は、本来いるはずだった高いレベルから低いレベルへと落ちたのです。
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私たち日本人は、このようなことを知らずに生まれ育ち、この生活が当たり前だと思って生きていますから、まさかこの世界が「堕落」していたとは思ってもいません。
しかし、聖書は、人間は日用の糧を得るのに何の心配も必要としないのが標準なのだと教えています。
このように元のレベルに戻ることを「回復」と言います。
回復の第一歩は、一旦見失った神を見出し、神とは親子関係にあったのだと知ることです。
キリストの十字架を信じ、罪の赦しを受けたクリスチャンは神から正式に「子」と認められ、受け入れられます。
親は子を養います。
クリスチャンは神から養いを受け、日用の糧を得ていく人生をこの地上の生涯で送るのです。
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しかし、このような「堕落」した世界において神の養いを受けることは一筋縄では行きません。
そこで、イエス様は最短最速の方法を教えてくださいました。
それは何でしょう?
次回に続きます…。
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神の養いを受けて良いのだと今一度確認する今日として参りましょう。
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