今日のみ言葉(2011年6月11日)【No.83】
「最後に、兄弟たちよ。すべて真実なこと、すべて尊ぶべきこと、すべて正しいこと、す
べて純真なこと、すべて愛すべきこと、すべてほまれあること、また徳といわれるもの、
称賛に値するものがあれば、それらのものを心にとめなさい。」
(ピリピ4:8)
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今日、6月11日で東日本大震災から3ヶ月です。
多くのもの、かけがえのないものを失いました。
と同時に、
残されたもの、与えられているもの、を見出す目が養われました。
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現実の全ては良きものばかりではありません。
聖書はその中から良いものに目を留め、それを心に留めなさいと語ります。
ここでの「心に留める」とは、ただ単に見て終わりにするのではなく、ひとつひとつ数え
上げることです。
意識的に良きものを見ようと計画し、それを実行に移し、
「純真な子供を二人見かけた」
「一輪の高山植物を見つけた」
と数えていくのです。
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現実の被害や不正に目をつぶれ、というのではありません。
それらも見える中で、あえて良きものに目を向け、数え上げていく訓練を施していくので
す。
私たちは油断すると否定的側面にばかり目が行き、現実を正しく見ているつもりでも、悪
い方悪い方へと傾いてしまうからです。
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ある方がお医者さんから「新しいお薬を1つ追加しましょう」と言われました。
飲み始めて数日後、急な目眩に襲われ、あわてて医院に駆けつけました。
「先生、私の病気は悪くなったようです。薬が合わないのかもしれません。このまま生活
できなくなったら死ぬしかありません!」
お医者さんは診察をしてからこう言いました。
「これは薬の副作用です。あなたには目眩という形で出ました。副作用が出るということ
は薬が効いているということです。あと1週間もすれば薬の本来の効果が現れてきます。
もうしばらく様子を見ましょう。」
この方は一安心しました。
そして、信頼できる方から差し出されたものは、全て私に良いことを起こそうと思って与
えられている、と、考えを新たになさったのです。
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神が与えてくださる良きものに心を留めて歩んで行きましょう。
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