今日のみ言葉【No.1109】(2015年 8月19日)

もしあなたが、徒歩の人と競争して疲れるなら、どうして騎馬の人と競うことができようか。もし安全な地で、あなたが倒れるなら、ヨルダンの密林では、どうするつもりか。
(エレミヤ12:5)

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「面倒くさい」と思って、仕事も家事も片付けも、何もかも手につかない人の特徴は、頭を使う人だということです。

どうやったらうまく行くか、効率的か、優先順位は…、などを考えだすと、「面倒くさい」が始まりだし、結局やらずに引き延ばしします。

何も考えない人は、その先に失敗が待っていようが何だろうが、とにかくやりますから、結局のところ、その分進んでいます。

かの発明王トーマス・エジソンが数多くの失敗の末に電球を実用化した時、

「私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。」

“I have not failed. I’ve just found 10,000 ways that won’t work."

と言った如くです。

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今日の聖句は、エレミヤに対する神からの戒めの言葉です。

エレミヤは神の言葉を伝えているのに数々の妨害や反対に遭い、アナトテの人々からは故郷のよしみとして協力を得られるどころか、逆に殺されそうになります。

そのようなこの世の不条理に対して、彼は神に問います。

「主よ、わたしがあなたと論じ争う時、あなたは常に正しい。しかしなお、わたしはあなたの前に、さばきのことを論じてみたい。悪人の道がさかえ、不信実な者がみな繁栄するのはなにゆえですか。」
(エレミヤ12:1)

悔い改めなければ神はあなたがたを滅ぼす、とエレミヤは神からの言葉を預言したのに、言った通りにならず、悪人が幅を利かせる現状は一体どうしたわけか、と彼は神に訴えました。

それに対する神の答えは、こんなものはまだ序の口だ、というものでした。

「これからもっとひどくなる。最悪の時に比べたらこの程度はまだ過ごしやすい。だから元気を出せ。」

という不思議な励まし方をなさったのです。

エレミヤに対して神は、「与えられた使命に徹して生きよ」と命じられたのでした。

人々の自分に対する反応や好感度、達成したことの確認などいちいちせず、とにかく人生の全てを神の言葉を語ることに費やし、完全燃焼せよ、ということです。

そこに「面倒くさい」という思いが発生する余地はありません。

自分の思い通りには行かない人生ではあっても、

「神の思い通りの人生を送らせてもらえた」

と振り返ることができる人生が後に残されるのです。

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Hさんが92年の生涯を閉じられました。

彼女の特徴は2つ。

1つは足が悪いのでいつも杖をついて歩いておられたことです。

2つ目は、杖をついて不自由な姿で歩きながらも、いつも笑顔でご自分の方から挨拶されたことです。

神様に愛され、イエス・キリストの罪のゆるしを信じた後は、とりわけその笑顔に輝きが増しました。

なぜなら、外側の身体だけでなく、心にも支えとなる御言葉の杖が与えられたからです。

「恐れてはならない、わたしはあなたと共にいる。」
(イザヤ41:10)

杖と笑顔。

その足が生涯癒やされなかったことで、かえって神の愛に支えられた笑顔の輝きを周りの方々に振りまき、喜びを持ちながら忍耐するとはこういう生き方であると身をもって表してくださった方でした。

神は私たちのどんな部分をも用いて下さり、神の輝きを表して下さるのです。

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神に預けた人生を通して、神は輝きを放ってくださいます。

今日一日も、その神様と共に歩んで参りましょう。

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