今日のみ言葉【No.1110】(2015年 8月20日)

もしあなたがたが聞かないならば、わたしの魂はひそかな所で、あなたがたの高ぶりのために悲しむ。
(エレミヤ13:17)

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中国の習近平政権の大きな課題の一つは、役人の汚職の取り締まりです。

「反腐敗運動」というキーワードで表されるように、国の内部が腐っているのです。

罪ある人間のやることですから、共産主義であろうが資本主義であろうが、利権が発生し、おいしいところがあれば、それを独占し、永続するようにしたいのです。

預言者エレミヤは、亜麻布の帯が腐ってしまった出来事を通して、イスラエルの現状を訴えています。

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神はエレミヤをあえて遠いユフラテの川まで行かせ、帯を地に埋めさせます。

長い年月がたった後、再び長旅をさせ、その帯を掘れと命じます。

すでに帯は腐って使い物にならなくなっていました。

このことを通して、神は

「帯が人の腰に着くように、イスラエルのすべての家とユダのすべての家とをわたしに着かせ、これをわたしの民とし、名とし、誉とし、栄えとしようとした。しかし彼らは聞き従おうともしなかった」
(エレミヤ13:11)

というメッセージを伝えます。

帯は結ぶためにあります。

神と人とを結び、人と人とを結ぶ役目を果たすはずのイスラエルという帯は、神に対する反逆ゆえに腐ってしまい、なんの役にも立たなくなってしまった、という視覚的かつ体験的、強烈なメッセージだったのです。

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言うことを聞かない子に対して、親は当然怒りを覚えます。

しかし、その怒りは、実は悲しみが転換したものなのです。

愛する子どもが親に逆らうことに対して感じる最初の感情は

「悲しい」

ということなのです。

それが次に

「頭にくる!」

という怒りという感情になって現れるのが人間の心です。

腐敗したイスラエルに対して、神は怒りを感じ、裁きを下そうとしています。

しかしその前に、神はエレミヤを通して、

「もしあなたがたが聞かないならば、わたしの魂はひそかな所で、あなたがたの高ぶりのために悲しむ。」
(エレミヤ13:17)

と、その悲しみを表しておられます。

この段階で気持ちを共有し、同じ心になれば、悔い改めへの道へ素直に歩み出すことができます。

しかし、悲しみを押しとどめて、出ないようにしていると、悲しみや涙を流すことに鈍感になってしまいます。

涙の預言者と言われたエレミヤと同じく、涙を流せる人間でいることが、人生の大きな分岐点に立たされた時に、その人を救う力となるのです。

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あなたは神の悲しみにお気づきですか?

そのためには、まず、自分の悲しみに気づき、涙を覆い隠さずとも良い一日を送る決心をいたしましょう。

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