今日のみ言葉(2011年4月21日)【No.32】
「神は、神を愛する者たち、すなわち、ご計画に従って召された者たちと共に働いて、万事を益となるようにして下さることを、わたしたちは知っている。」
(ローマ人への手紙8:28)
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今日の聖句は、全てのことが益となるという神の力強い約束です。
ここで目をとめたい言葉は、「万事」という言葉です。
「万事」ですから、嬉しいことも、悲しいことも、苦しいことも、楽しいことも、全て含みます。
つまり、「この聖書の言葉を信じた人には、楽しくて都合の良いことだけが次々と起こる」というわけではないということです。
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相変わらず嫌なことは起きます。「なぜこんなことが…」という悲しい出来事を目にします。心慰められる時もあり、ホッとする楽しい時間もあります。重い疲労感を抱えて床につく一日の終わりも経験します。
しかし、それら全てが最終的に益となるように神は計画して下さっている、というところに目を留めることが大事なのです。
自分にとってプラスと見える時に神は働いていて、マイナスと見える時には神はいない、というのではありません。どのように見えても神はそこにおられ、全てを相働かせて益となして下さるのです。
その生き方を今日、あなたが選択するかどうかで一日の終わりが違ってくることでしょう。
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今朝の朝日新聞の天声人語欄は、
「きのうのNHKが、原発禍から逃れた人たちが避難先で種まきを手伝う姿を映していた。どこか生き生きとして見えた。」
と、希望を伝えています。と同時に、
「生業(なりわい)」という語はもともと、五穀が実るよう務める業(わざ)を言うそうだ。その生業の息づく共同体が、細りはしないか心配になる。」
と、陰の部分も取り上げています。
両方とも真実です。それで良いのです。どちらか一つを選ぶというのではありません。
ちょうど表と裏の両面があって初めて一枚の紙が存在するように、プラスもマイナスも、希望も心配も、すべてを用いて、「万事」を益として、神はあなたを存在させて下さるのです。
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神はどんなときも最善にして下さることを信じ、今日も一日生活して参りましょう。
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