今日のみ言葉(2011年4月15日)【No.26】

2012年1月23日

「わたしはあなたがたがに会うと主は言われる。わたしはあなたがたの繁栄を回復し、あなたがたを万国から、すべてわたしがあなたがたを追いやった所から集め、 かつ、わたしがあなたがたを捕われ離れさせたそのもとの所に、あなたがたを導き帰ろうと主は言われる。」
(エレミヤ書29:14)

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原子力発電所から出る放射性物質の被害を避けるため、福島県の方々が日本各地に避難されています。住み慣れた土地を離れ、見知らぬ環境の中で生活することは、毎日が不安との戦いだと思われます。

今日の聖書の個所は、故郷から遠く離れ、バビロンに捕囚されたイスラエルの民に与えられた預言です。イスラエルは神に背きましたが、神はその繁栄を回復し、また元の地に戻すと約束されました。

ただし、それには

「あなたがたが一心にわたしを尋ね求めるならば」(13節)

という条件が付いていました。これは、イスラエルの民が反逆の罪を悔い改め、神が与えた捕囚という出来事に意味を見出しなさい、ということです。

人間は事が思うように運ばない時、「なぜだろう?」と原因を探します。素晴らしい方法です。これによって自然科学が発展し、人類に大きな恩恵をもたらしました。

しかしこれが、「こうなったのは誰のせい?」という「犯人探し」になると、なかなか良い結果を生み出しません。エデンの園で食べてはならない善悪を知る木の実を食べ、罪を犯した人間がしたことがこれでした。アダムはエバのせいだと言い、エバはヘビのせいだと責任転嫁をしたのです。結果として人間は楽園を追われたと聖書は記しています。

一心にわたしを尋ね求めるとは、この出来事にどのような意味を見いだせるか、神が私に与えたこの状況、この環境のどこに祝福を見いだせるか、と尋ね求めることです。その作業を続けていく中で神との出会いがあり、道が開かれていくのです。

神はあなたの繁栄と回復を願っています。自分の惨めさを見ている目を「意味探し」をする目へと使い方を変えていきましょう。

初期,御言葉

Posted by maruyama