今日のみ言葉【No.2886】(2022年 8月29日)「サライとハガル(4)」

エドモニア・ルイス作 「ハガル」
Edmonia Lewis, Hagar, 1875

そして言った、「サライのつかえめハガルよ、あなたはどこからきたのですか、またどこへ行くのですか」。彼女は言った、「わたしは女主人サライの顔を避けて逃げているのです」。
(創世記16:8)

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食欲が暴走するのには原因があります。

睡眠不足とストレスです。

どちらも人間の命を危険にさらすことなので、身体は

「危ないぞ。今のうちに栄養を蓄えておこう」

という具合に働き、食欲が増進してしまうのです。

ハガルも暴走し、サライの顔を避けるために飛び出してしまいました。

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ハガルはサライのいじめから逃れて、荒野に出ていきました。

彼女はそこで主の使に出会います。

と言うよりは、主の使の方がハガルを待って会ってくれたのです。

ハガルはこのような質問を受けました。

「あなたはどこからきたのですか、またどこへ行くのですか」
(創世記16:8)

彼女は最初の質問には、

「わたしは女主人サライの顔を避けて逃げているのです」
(創世記16:8)

と、こうなった原因と自分の現状を認め、答えることはできましたが、次の「どこへ行くのですか」には答えていません。

エジプトの女奴隷なのですから、

「私は実家のエジプトに帰らせていただきます」

と言っても良いはずです。

また、主の使と出会った「シュルの道にある泉のほとり」とは、イスラエル南部のネゲブからエジプトに通ずるシナイ半島周辺の場所なので、ハガルがエジプト方面に進んでいたことは確実です。

なんとなくかつて住んでいたエジプトに向かってはいたが、

「これからどうしていいかわからない」

というのが彼女の本音だったのでしょう。

ですから、「どこへ行くのですか」という質問には答えられなかったのです。

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しかし、人間側が「どうしていいかわからない」状態でも、神の側では「こうしなさい」という確たる答えがあります。

祝福に導くための答えがあるので、主の使いはハガルを待っていたのですから…。

私たちも、ハガルのようにどうしていいかわからず、とりあえずその日その日を送りながら、どこに向かっていくというあてもなくウロウロしているなら、神が指し示す方向は必ずあると信じて良いのです。

主の使はハガルが到底考えることのできない方向を示します。

彼女はそれを受け入れることができるでしょうか?

また、もし私たちがハガルと同じように神の指し示す方向に歩めと言われたら、「はい」と素直に従えるでしょうか?

以下、次回に続きます。

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あなたの人生の方向は定まっていなくても、神の側では祝福の方向に定めてあります。

神の答えを求める今日として参りましょう。

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Posted by maruyama