今日のみ言葉(2011年6月24日)【No.96】

「何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あ
なたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。」
(ピリピ4:6)

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「お金が無くて困っている。大変だ。」

と言う人の大半は、用意すべき正確な金額を知らないそうです。

「大体10万円くらい」
「200万もあれば安心だ」

ではなく、1の位まで正確に、

「89,874円払わなければならない」
「10月まで100万円。来年3月までに残りの122万2350円を払う」

というふうに現実をはっきりとつかんで初めて、地に足の着いた議論ができます。

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「あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい」

とは、このことを意味します。

思い煩っている時とは、はっきりと正確な状況を「申し上げる」ことができないでいる状
態です。

なぜなら、現実を直視するのが恐いからです。

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(1)何か得体の知れないことが起きているようだ

(2)現実を見るのが恐い

(3)恐いから手をつけない

(4)何もしないから事態はどんどん悪くなる

(1)に戻る

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この(1)〜(4)のプロセスをぐるぐると回り続けます。

事態を放っておけば、やがて嫌でもやらざるを得ない状況になります。その時も、

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(1)不本意な仕事が押し寄せる

(2)疲れる

(3)休みたい。もうやめたい。

(4)でも休むともっと仕事がたまる

(5)だから休めない

(6)疲れた体を引きずりながら働く

(1)に戻る

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という悪循環の中、「どうしよう、どうしよう…」と焦りながら消耗し続けてしまいます。

このぐるぐるの輪の中からどうやって外に脱出できるのでしょうか?

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その答えは、

「事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ」

にあります。

事ある毎に、どんな小さなことでも感謝を見つけること。そして神様に祈りと願いをささ
げることです。

ぐるぐる思考の輪の中から抜け出すコツは、過去において神様が私たちを助けて下さった、
という記憶を呼び覚ますことです。

「あの時もこの時も助けられた。救われた。」
「不思議な勝ちを拾った」
「拍子抜けするほどスムーズに進んだ」

このような記憶の中に埋め込まれた宝を掘り起こしましょう。

この時に「プラス思考で行こう」などと考えると、全然感謝なことが出てきません。まず
良いことは頭に浮かばず、過去も未来も真っ暗にしか見えないのが普通です。

とりとめもないこと、まとまりもないこと、それでよいのです。

いろいろなことを思いめぐらす中で、キラリと光る一つの感謝を見つけたら、そこに集中
することです。

どんな暗闇もたった1本のロウソクの光で消え去ってしまうからです。

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神は現実に生きておられるお方です。祈りを聞かれる神に求めていきましょう。

初期,御言葉

Posted by maruyama