今日のみ言葉【No.3796】(2025年12月 9日)「大いなる嘆き(3)」
「おまえが神のおとずれの時を知らないでいたからである」
(ルカ19:44)
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水道管の元栓を閉めれば、いくら蛇口をひねっても水は出ません。
しかし、水道局からの水は確かに家まで来ています。
要は、元栓を開けるか締めるかの違いです。
イスラエルは自らの手で「生ける水」の元栓を閉めてしまったため、神からの拒絶と裁きを招きました。
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43節〜44節は、預言が成就した時の描写です。
この時点でのイスラエル公式見解は、
「イエスは悪霊のかしらベルゼブルの力を使って奇跡を行っているのだ」
というものでした。
もしそんな人がいたら、大変困ったことになります。
どんな災いが起こるかわからないからです。
そこで律法学者やパリサイ人は、事が大きくなる前に、その人物、つまりイエスを排除しようとしました。
彼らは
「正義のために殺そう」
と考えたのです。
決して、テレビのヒーロー戦隊ものに出てくる悪玉怪人のように、
「グヘヘヘ、イエスを亡き者にしてくれよう」
と、悪だくみをしていたわけではありません。
むしろ、自分たちこそ「正義の味方」であり、
「イエスに反対し、十字架にかけて処刑することこそ神の御心だ」
と本気で思っていたのです。
しかし実際には、それはメシアの拒絶であり、イエス様と父なる神様が一体である以上、彼らの行動は神に対する反逆の罪と同等であったのです。
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イスラエルが神を拒絶したなら、それは実質的に「神がイスラエルを拒絶した」かのような状態になります。
イスラエルが神との対話を断ったため、神がどれほど願っても、彼らと向き合うことができなくなるからです。
これが「神からの拒絶」と見える状態です。
こうして、イスラエルは滅びの道を歩むことになります。
行き着く先は、紀元70年のエルサレム滅亡です。
ローマ軍がエルサレムで起きた反乱を鎮圧するため、街を破壊する様子が43節〜44節に描かれています。
なぜそうなったのでしょう?
その理由が、次の言葉です。
「おまえが神のおとずれの時を知らないでいたからである」
(ルカ19:44)
救いをもたらすはずのイエス様を、イスラエルは拒絶したからです。
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神のおとずれを歓迎する生活を送っていきましょう。
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